楽天の高校生ドラフト1巡目・田中将大投手(18)が「4年で50勝、年俸1億円」の目標を掲げた。20日、北海道・苫小牧市の駒大苫小牧高で合同記者会見を行い、順調なら4年後にプロ入りする早実・斎藤佑樹を「引き離していたい」とライバル視した。

 高いレベルに飛び込む自負が、思わず顔を出した。これまで早大へ進学する斎藤に関する質問をいなしてきた田中。しかし、佑ちゃんとプロで再会するときの自身の姿について問われると、「年俸や成績面で先に行っていたい。日本を代表する投手に? 極端に言えばそうですね」と言い切った。

 プロらしい明確な基準もある。「年俸は色々評価してもらうことだと思う。斎藤は最初はどう頑張っても(新人選手の上限の)1500万円」と話し、「4年目までに50勝と年俸1億円? まあ、そういう感じです」と、2つの大台をクリアしてハンカチ王子を迎えることを誓った。

 高卒投手でこのハードルをクリアしたのは、近年ではレッドソックス入りした松坂大輔(4年間で51勝、5年目の推定年俸が1億1500万円)。難しい数字だが、松坂に劣らない資質を備えた田中なら、が然、現実味を帯びてくる。

 殺到する取材依頼をこの日で一気にさばいた右腕は、22日の終業式後は兵庫・伊丹の実家に戻り、元日も含めた正月返上でプロ仕様の体をつくり上げる。最近は斎藤と連絡を取っておらず、「比較されるのは嫌だった」と苦笑いで打ち明けた田中。プロで次元の違う選手に成長し、ライバルを圧倒するつもりだ。

【2006/12/21 スポーツ報知】
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