阪神の赤星が交流戦に入っても好調を維持している。3試合が終わっただけだが、14打数5安打で打率3割5分7厘。3試合とも初回に安打を放ち、すべて先制のホームを踏んでいる。過去3年の交流戦での打率は2割5分6厘と赤星のシーズン中のアベレージからすると低い数字になっているが、今年は春先からの良い状態のまま交流戦に入ることができたようだ。

 赤星が安打を放ち、得点した試合の阪神は今季16勝5敗。勝率7割6分2厘で、そうでなかった場合の13勝10敗、同5割6分5厘を上回っている。また、赤星は23日現在、セ最多の28四球を選び、出塁率4割2分9厘もリーグトップの数字だ。

 赤星が出塁し、相手投手に足でプレッシャーをかけ、新井、金本で得点を奪い、残った走者を6番の鳥谷で返す、というのが今年の阪神の典型的な得点パターン。本塁打が12球団で一番少ない20本でも得点が入る型を持っているタイガースが首位を走っているのもうなづける。

 昨年はけがもあって盗塁数は24個と入団7年目で最少だったが、すでに今季は14盗塁。交流戦では計33盗塁を決めているが、赤星が盗塁を成功させた試合の勝敗は22勝6敗。実に7割8分6厘の勝率を誇る。

 これまでの3試合では盗塁は0。阪神は1勝2敗。交流戦で失速し、優勝を逃したチーム少なくない。赤星が出塁し、スタートを切る場面が増えるほど、阪神のVの確率はより高くなる。

【2008/5/24 スポニチ大阪】
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