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白仁田&黒田、1軍未経験の2年目投手

 トラのキャンプは“白黒コンビ”に注目-。阪神の沖縄・宜野座での1軍キャンプに、1軍未経験の2年目、白仁田寛和投手(23)と黒田雄輔投手(22)がメンバー入りした。今回の抜擢で、若手の台頭を煽るため真弓明信監督(55)が発案した賞金レース「M(真弓)-1グランプリ」のポールポジションを奪った格好だが、新指揮官苦心の企画を盛り上げるためにも、同期の“白黒コンビ”の活躍が必要だ。

 白仁田、黒田ともに、ルーキーイヤーの昨年は2軍暮らし。白仁田が187センチ、黒田が190センチと長身の本格派同士で、真弓監督が「成長すれば、相手チームに投げさせたい」と、ペナントレースに向けての隠し玉にしたい考えを示している。

 年末年始には、阪急・阪神電車の車内などに張り出された初詣でPRポスターのモデルに、はかま姿の白仁田が登場。「フレッシュで男前だから」(南球団社長)と1軍で活躍する前の大抜擢となった。白仁田は「知り合いがポスターの写メを撮って送ってきましたよ」と照れるが、こうなると今年一人前の活躍をみせないわけにいかない。

 その白仁田にとって、チーム内のライバルが同期入団の黒田だ。

 黒田は「白仁田と飯を食うときはいつも割り勘なんですけど、今度先に1軍で活躍した方に片方が飯をおごることにしたんです」と告白する。

 昨年11月の秋季キャンプ、久保康生投手コーチの指導でカーブの習得に取り組んだが、久保コーチは「飲み込みが早い。久保田はなかなかできなくて苦労してるんだけどね」と、センスの高さに驚いていた。

 真弓監督は今季若手選手限定で、新人選手の年俸相当の賞金を争わせる出世レース「M-1グランプリ」を企画した。

 野手の方は昨年のレギュラー陣にケガがなければ、若手にチャンスはなさそうな情勢だが、投手の方は横浜・三浦獲得失敗や「JFK」解体などで、若手の活躍の場が拡大している。

 この機に乗じて白仁田や黒田といった新鮮な顔ぶれが台頭してこないと、せっかくの「M-1」も企画倒れ。食事の賭けが不成立になるくらいに2人が同時に1軍で活躍するためにも、キャンプ期間中にどれだけ猛チャージをかけられるかが見どころとなる。

【2009/1/26 ZAKZAK】
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