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足でかき回せ

 楽天・野村克也監督(73)の不安が現実となって、米国での第2ラウンドに臨むことになったサムライジャパン。9日の韓国戦の敗戦を野村監督は岩隈久志投手(27)が作戦をバラしたことを敗因の1つに挙げ、連覇するにはスモールベースボールに徹するしかないとした。

 韓国戦で先発した岩隈は6回1死まで1失点の好投も結果的には負け投手。「大事なところで配球ミスをしたけど、内容的には文句なしでしょう。配球がダメだ。あれは城島が悪い」と野村監督は内角のシュートを続けたリードをヤリ玉に挙げたが、岩隈にも非はあるという。

 「岩隈もダメだよ。前日のインタビューで『シュートをドンドン投げます』って。それじゃ打たれるよ。そう言ってスライダーで行くならいいけどな。韓国は日本語を分かる人がたくさんいるんだから」と首をかしげるばかり。松坂大輔投手も同じようなことを言っていたが、作戦を明かしたのでは、せっかくの武器も通用しなくなってしまう。

 「今はもう完璧に韓国の方が強いな。投手が全然(日本と)違うわ。(日本の左投手は)150キロなんか出ないよ。みんないい身体しとる」と韓国の凄さを痛感。思わず「韓国の投手獲れないの? FAあるの? カネで獲れないの? また巨人が獲りそうやな」と興味津々といった様子だった。

 もっとも韓国が7回無死二、三塁で、遊-捕-三の変則的な併殺となった場面には「あんなプレーは初めて見た。あの辺はまだ遅れとるわな」と言うように、まだ付けいるスキは十分ある。

 前夜はテレビを見ながら日本テレビのスポーツ番組「うるぐす」で観戦記を収録。「原監督について聞かれたので“勘弁してくれ”と言っておいた」という程度にとどめた。テレビだけに気を使ったのだろうが、下手に采配ミスを指摘するよりも、こちらの方が“意味深”といえた。

 「優勝はちょっとしんどいでしょう。キューバ、ドミニカといて、アメリカだって黙っていないでしょうし」と改めて日本の連覇は厳しいと明言。「日本が勝つとすれば、チョコチョコ足でかき回さないと、しようがない。(相手は)ボカーンと大砲が並んでるんだから」とアドバイスを送った。

【2009/3/11 ZAKZAK】
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