侍勝っても口撃止まらず


 城島の反撃も何のその。楽天・野村克也監督(73)のボヤキは日本が勝っても止まらない。

 16日、WBC2次ラウンドのキューバ戦での日本の快勝に野村監督は「入港に届いてきたな。キューバあたりには、もっと苦戦するかと思ったけどな」と意外だった様子。原監督が大会前の会見で「我々が向かう港は1つです。チャンピオンです」と発言したことを逆手に取ってみせた。

 野村監督が韓国戦(9日)の敗因に挙げたのが城島のリード。その城島から「1点でも取られると、捕手のせいにされるからね。野村さんだったら、1点も取られてないだろうからね。野村ノートのおかげです」などと猛反撃された。

 これを聞いた野村監督は「嫌みもいいところだな。何、そんなの見てるの?」とムッツリ。もちろん、あれだけ至る所でボロクソに言いまくっていれば、城島の耳に入らないわけがない。

 それでも野村監督は「(捕手としては)お世辞にもうまくはない。性格が捕手じゃない。古田(前ヤクルト監督)とよく似てる。城島はしゃしゃり出てくるやんか。そういうイメージがある」と改めて持論を展開。投手を立てるタイプではなく、自分が主役になってしまうところが捕手タイプではないと指摘し「『ケナシのノムさん』。ボヤキから変えてくれる?」と改名を宣言した。

 もっとも野村監督の発言は、少なからず城島のリードに影響したわけで、ボヤキ続けたことは、日本代表にとって決して無駄ではなかったようだ。また調子の上がらないイチローには「蚊帳の外か。老いとしか言いようがないわな。天才だから修正能力がないんだろ」と分析した。

 野村監督は14日に日本テレビ「うるぐす」で東京ラウンドの日韓戦テレビ観戦記に登場。「あの褒めないサッチーから、終わったらすぐに電話がかかってきて、褒められたよ。うるさいからね。チェックされて」と沙知代夫人からも大好評で、なんと今週(21日放送)もサンディエゴでの試合の解説で、2週連続出演することになった。

 WBCが続く限り、野村監督も大忙し。今週もボヤキに期待できそうだ。


【2009/3/17 ZAKZAK】
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