米大リーグ、ジャイアンツのバリー・ボンズ外野手がベーブ・ルースの714本塁打に並んだことで、米メディアは「記録より記憶」と言わんばかりにルースを礼賛する論調が目立つ。背景には、薬物使用疑惑が絡むボンズの記録達成を認めたくない心理がのぞく。

スポーツ専門テレビ局「ESPN」のホームページはコラムで「数字ではない。名前なのだ」と書き、ルースが依然として米スポーツ史上、最も有名な存在であることを強調した。

ニューヨーク・タイムズ紙も「スポーツで714という数字は、誰もがその意味を知る」と、ルースの偉大さには変わりがないとした上で、薬物疑惑がつきまとうボンズは、引退後も野球殿堂入りは難しいだろうと結論付けた。

大衆紙のニューヨーク・ポストは「将来、ロドリゲス(ヤンキース)やプホルス(カージナルス)がルースを抜いたとしても、714は球界の神聖な数字だ」としている。

【2006/5/22 共同通信社】
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