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【シアトル(米ワシントン州)23日(日本時間24日)】
ヤンキースの王建民投手(26)がマリナーズ打線を7回2失点に抑え、リーグ2位タイで、チームトップとなる15勝目をあげた。



初球に細心の注意を払った。ヤ軍先発・王が一回、先頭のイチローを内角低めのシンカーで二ゴロに打ち取った。

「イチローを抑えるのは大事なポイント。前回は初球を打たれたので気をつけていた」

同じ過ちは繰り返さなかった。ヤンキースタジアムで前回対戦した7月17日。この日と同じ7回7安打2失点で10勝目をあげた王だが、イチローには一回に初球の甘い直球を中前打され、先制のホームも踏まれた。その反省を生かして、初球から厳しいコースに決め球を投げ込んだのだ。

「イチローを抑えることでマ軍の攻撃の多くを防ぐことができる。初回に1球で二ゴロに抑えられたのが大きかった」とジョー・トーリ監督(66)も、イチローとの初球勝負で“連敗”しなかった点を勝因に挙げた。三回は空振り三振、六回は再び二ゴロに封じて、イチローとの今季対戦は7打数1安打(.143)というキラーぶりだ。

これでブルージェイズのロイ・ハラデー投手(29)に最多勝争いで1差に迫る15勝目。ランディ・ジョンソン(42)、故障者入りしたマイク・ムシーナ(37)両ベテランを抑えて勝ち頭となった。

「ここまでやるとは思っていなかった。うれしい驚きだ」という同監督は押し寄せた台湾メディアにも笑顔で対応するほど上機嫌。台湾出身の若きエースが、ヤ軍快進撃の原動力になっている。

【2006/8/25 サンスポ.COM】
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