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 阪神・井川慶投手(27)について、今オフでのポスティング移籍が認められた場合、メジャー移籍が確実視されている西武・松坂大輔(26)の動向次第で、争奪戦が一気に過熱する可能性が高いことが18日、明らかになった。メジャー関係者の話で分かったもの。また、日米野球の出場も正式に決まり、ここでさらに評価が高まることもありうる。

 シーズンも終わり、海の向こうの動きも熱を帯びてきた。ポスティングによるメジャー移籍が確実視されている西武・松坂には、複数球団による争奪戦が繰り広げられるもよう。そこにリンクするように、井川の名前も挙がり始めているという。

 あるメジャー関係者はこう話した。

 「松坂のあとにポスティングすれば、松坂争奪戦に敗れたチームが、松坂資金を井川に投入する可能性がある。左の先発は貴重であり、故障歴がないことを重視すると、松坂からのスライドは十分に考えられる」

 現時点で阪神は井川のポスティング移籍を認めていない。ただ、別の関係者は「今年は可能性が高いと聞いている」と話す。もし容認されても、入札はおそらく松坂より後のこと。これが「追い風」となる。松坂獲得を描きながら、交渉権を逃すとどうするか。左右の違いはあっても先発の本格派。ならばと、虎の左腕にさらに熱い視線が注がれるということだ。

 予想される入札金額は、日本からの広告収入などの効果を期待して「10ミリオン(約12億円)程度、出すところもあるかもしれない」(前出の関係者)という。5球団前後と見られる争奪戦が過熱すれば、入札金額がはね上がる可能性もある。結果的には、阪神にとっても「プラス」となる。

 オーナー報告終了後、牧田社長は「シーズンが終われば、(井川サイドと)話をしようということでしたから」と、早期の話し合いに応じる可能性を明かした。この日、井川は日米野球の出場が正式に決まり「自分の力が出せるように、がんばります」とコメント。左腕にとっては、さらに評価を高めるチャンスの場でもある。

【2006/10/19 デイリースポーツ】
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