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 メジャーリーグは20日、ニューヨーク・ヤンキースやシアトル・マリナーズなど9球団の野手組が、フロリダ、アリゾナ両州の各地でキャンプイン。昨季に負った左手首骨折からの完全復活を期すヤンキースの松井秀喜外野手、マリナーズでは7年連続でシーズン200安打の偉業を目指すイチロー外野手がそれぞれキャンプ初日を迎えた。また、そのほかの日本人メジャーでは、ワールドシリーズ2連覇を目指すセントルイス・カージナルスの田口壮外野手も6年目のキャンプをスタートさせている。

 松井は昨季、5月11日のボストン・レッドソックス戦で左手首を骨折。9月に戦列に復帰したものの、わずか51試合の出場に終わり、不完全燃焼のシーズンを送った。メジャー5年目のキャンプもフロリダ州タンパで迎えた松井は、今年も主力として首脳陣から計算されているため、まずは骨折した箇所が完治していることを証明したい。また、15日から同地ですでにメジャー初のキャンプを始動している井川慶投手に対して、先輩メジャーリーガーである松井が、サポート役を務めることも期待される。

 一方、昨シーズン途中に右翼から中堅にコンバートされたイチローは、アリゾナ州ピオリアでキャンプイン。今シーズンは、マイク・ハーグローブ監督が、中堅起用を明言しており、イチローは新たな気持ちで7年目を迎えることになる。マリナーズの外野陣では、左翼は昨年と変わらずラウル・イバニェスが務めることが確実だが、右翼には新戦力のホゼ・ギーエン(前ワシントン・ナショナルズ)が就く予定。センターを守るイチローは、両翼との守備連携を良くすることが求められる。また、イチローは今シーズン終了後にフリーエージェントになる予定で、その去就にも注目が集まる。

 また、カージナルスの田口はフロリダ州ジュピターでキャンプ初日を迎えた。昨季は開幕スタメンを手に入れたが、徐々に出場機会を減らしていった。昨年のポストシーズンでは大活躍しただけに、今シーズンこそレギュラーの座をつかみたいところだ。

 なお、この日キャンプを開始したそのほかのチームは、ア・リーグではロサンゼルス・エンゼルス、ボルティモア・オリオールズの2球団。一方のナ・リーグでは、サンフランシスコ・ジャイアンツ、シカゴ・カブスなど4チームだった。ジャイアンツでは、本塁打のメジャー記録まであと21本に迫りながら薬物使用疑惑がかけられているバリー・ボンズ外野手が22年目のシーズンを迎え、カブスではオフに総額1億3600万ドル(約160億円)の8年契約を結んだアルフォンゾ・ソリアーノ外野手が新天地でのキャンプをスタートさせた。 \

【2007/2/21 ISM】
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