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 【カンザスシティー(米ミズーリ州)3日(日本時間4日)】レッドソックスの松坂大輔投手(26)が、5日(日本時間6日午前3時10分試合開始)のロイヤルズ戦でのメジャーデビューを前に、サンケイスポーツのインタビューに応じた。初体験のメジャーキャンプ、支えてくれる家族の存在、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)への意気込み…など、シーズンへの熱い思いを激白した。歴史的な登板を2日後に控えたこの日は、舞台となる敵地カウフマン・スタジアムのマウンドで約50球の投球練習を行った。





 レ軍キャンプ期間中の本拠地、シティ・オブ・パームス・パークのビジター用ロッカールーム。練習着姿の松坂が笑顔で現れた。


★キャンプ、オープン戦を終えて

 ――開幕に向けて不安はないか

 「試合数が多かったので、やっておきたいことはだいたい果たせました」

 ――手応えは

 「手応えというより、大事なのはコントロールだと分かった。自分の球威とか変化球のキレがない場合でも、コースを突けば、何とかなりますね」

 ――準備は万全か

 「やれるだけのことはやった。あとは努力した結果がどうなるか、自分自身で楽しみだし、周囲にも楽しんでもらえたらいいですね。あれ、なんか“締め”みたいなコメントだったな」(笑)


★怪物の野望

 ――メジャーにはサイ・ヤング賞がある

 「獲れるものはとりたい。最高の栄誉ですし、日本の沢村賞と一緒で、ピッチャーなら誰もが獲りたいと思う」

 ――シリングは25勝できると話していた

 「日本より登板数が増えて、勝ち星が増えるチャンスと考えられますけど、こっちは球数制限で勝ち負けがつく前に交代する可能性もありますよね」

 ――新人王は

 「ルーキーという自覚はあるけど、特に新人王にこだわっているわけではない」

――チームとしての目標は世界一

 「そうです。去年は(ア・東地区)3位で、みんな悔しい思いをしている。なんとか力になれたらと思います」

 ――松坂大輔は世界一になるためにやってきた

 「ボクは日本から来た外国人選手ですから、チームの助っ人になれたらいいと思っています」

 ――WBCの世界一とは違う感覚か

 「違うと思う。1年かけて戦っていくわけですから。短期間が軽いというわけではないけど、また違った重さがあると思いますよ」

 ――個人的な目標は

 「ここまでできたらいい、というのはあるけど、勝ち星ではない。勝ち星は自分ひとりではどうにもならないところがあるので『勝ちたい』というよりは『負けない』ピッチングをしたい」


★家族の存在

 ――ひと言で表現すると

 「一緒にいるのが、一番リラックスできる空間です」

 ――1歳4カ月になるまな娘も応援している?

 「ボクがテレビに映ると『パパ、パパ』と言ってくれているみたいです。親バカですね…かなり」

 ――家を出る前に娘のほほにキスとか

 「しますね。最近は練習で出ていこうとすると寂しがってくれる。うれしいですよね。『じゃあ、きょうは休んじゃおうかな』って。投げない日は(3人で)一緒に寝ているんです。夫婦の間に寝ているので、ボクの寝返りとかで、ぶつかってしまわないか、と心配ですけど…」

★日本のファンへ

 ――どこを見てほしいか

 「“松坂は逃げているな”とか“弱気だな”とか、そんな姿を見せたくないし、見せるつもりもない。常に前を向いてプレーしているところを見てもらいたい」

 ――直球に強い打者には直球を投げたくなる性分だと思うが

 「『直球に強い』といわれていても『だから何なの?』って。『じゃあ、オレは直球投げるよ』って。そんな打者なら、やっぱり直球で三振を取りたいし、常に攻めの姿勢でいきたい」

 ――そのスタイルはメジャーでも同じ

 「どこに行っても変わらない。好きな野球をやっていますし…。ボクは何でも楽しもうと思っています」

 ――1年目の松坂大輔には期待していいと

 「期待はいくらでもしてもらっていい。その期待に応えたい」

【2007/4/5 SANSPO.COM 】
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