グリフィー復帰で負担軽減

 マリナーズのキャンプに戻ったイチローは27日のオープン戦で1安打して、WBC終盤で見せた打撃好調さを維持しているようだ。

 最も心配されたのがチームメートとの仲。この冬、マリナーズを去ったクローザーのJJプッツから「チームプレーのできない男」と非難され、シアトルのマスコミも名指しで非難するようになった。さらに、シアトルでスーパースターだったケン・グリフィーが10年ぶりに古巣に戻ってきた。個性の強い者同士。どうなるのかと危惧する声もあったが、いずれも取り越し苦労だったようだ。

 まず、キャンプに戻ると、ベテランのスウィーニーが音頭をとり、練習開始前には城島とともに円陣の中心に立たされた。「この2人がWBCでアメリカをやっつけた!」。くだけた雰囲気で、イチローはすんなりと新しいチームにとけ込めた。グリフィーとは何度も談笑するシーンが見られた。

 「彼は大男(イチローより15センチも背が高い)だから“見上げる(尊敬)”ことができる。動きも軽やかで、彼と一緒にプレーできて本当にうれしい」と米国のメディアに話した。

 イチローは球団から求められていた「チームリーダー」の役割を嫌っていたフシがあり、スーパースター・グリフィーの復帰は渡りに船。雰囲気が変われば、チームの躍進も夢ではない。(米アリゾナ州ピオリア)


【2009/3/28 ZAKZAK】
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