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 タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)で2日、第95期生の卒業式が行われた。中日、阪神で活躍した元プロ野球選手・大豊泰昭氏(45)の長女・古荘祐子さん=芸名・ひろ香祐、愛知県出身=は卒業生45人のうち2番という立派な成績を収めた。式場には大豊氏も駆け付け、古荘さんは「つらいとき、苦しいとき…一番励ましてくれたのが父親だった」と感謝。親子で晴れやかな笑顔を見せた。

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 古荘さんは、巨漢のスラッガーとして鳴らした父親・大豊氏のDNAを受け継ぎ、171センチのスラリとした長身。「自分が志した道に進んだ父ならではのアドバイスをもらえたのがとても大きかった。感謝してます」。2年間の歌やダンスの厳しいレッスンも、父譲りの努力と精神力で乗り越えてきた。2月下旬に行われた文化祭でも準主役をゲット。卒業後の活躍も期待されている。

 大豊氏は、順風満帆の門出を見せた娘の晴れ姿を、巨体をかがめて小さなデジカメに収め、式中も汗びっしょり。「あんまり喜んじゃうと、親バカになっちゃうからね(笑い)。音楽学校の先生にただただ感謝です」と照れ笑いを見せていた。

 自身も台湾から日本に渡り、慣れない土地で苦労した経験がある。「自分が野球で苦労した点を舞台に置き換えてアドバイスしたつもり。結果を出して、その上、お客さんに喜んでもらうのがプロ。そうなるように頑張ってほしい」。フィールドは違えどプロの先輩として、大豊氏は娘に気構えを語った。

 式では、首席卒業で、元サッカー日本代表浅野哲也さんの次女琴さん=芸名・礼真琴、東京都出身=が「一層精進して、大輪の花咲く日を夢見て頑張ってまいります」と答辞。卒業生は4月17日から兵庫・宝塚大劇場で行われる宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」(5月18日まで)で初舞台を踏む。


【2009/3/3 デイリースポーツ】
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