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　マリナーズは「ＮＧ！！」－。元阪神で３冠王のランディ・バース氏（５１）が２４日、タイガースＧＣ（兵庫・加東市）で行われた阪神ＯＢ会ゴルフに出席し、ポスティングシステム（入札制度）でメジャー移籍を目指す井川に対し、「優勝争いできるチームにいけ」とアドバイスを送った。また田宮謙次郎前ＯＢ会会長（７７）は日本人不在チームを推奨。虎の２人の御意見番は「マ軍入団」に“反対”の姿勢を示した。
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　“神様”のお告げだ。阪神を日本一に導いたバース氏が、ＣＭの仕事のため来日し、３年ぶりにＯＢ会ゴルフに参加。メジャーを目指す井川について、熱く語った。

　「ポスティングは、希望のチームには行けないけど、井川が加入することで、地区優勝を争えるチームに行くのがいい」

　“ランディ理論”なら、１１億円から１５億円での入札が有力視されている３年連続最下位のマリナーズは論外というわけ。本人の言葉通り、井川には選択権はない。ただ希望は優勝を狙えるチーム。それがメジャーで成功するための条件だ。

　「左腕で速いし、よく球も動く。勝ちは運にもよるけど、２ケタは間違いないと思う」

　引退後も野茂をはじめ、日本人投手がアメリカで活躍する姿を見てきた。日米の違いもわかる。だから、その“眼力”には自信がある。

　「日本人ピッチャーにはきめ細かいコントロールがある。あとは、対戦する打者のビデオを見て、よく勉強すること。対戦の全球団を見るのは、大変だけど、それがないと、成功することは難しい」

　移籍先だけではなく、成功する秘訣もアドバイスしたバース氏。グラウンドに出る前の準備段階から、もう勝負は始まっている。そう言いたかった。母国で後輩の快投をナマで見る－。その日が来るのを楽しみにしている。

（長谷川稔）

【2006/11/25　サンスポ.COM】
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