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 阪神のドラフト1位ルーキー・蕭一傑投手(22)=奈良産大=が25日、ブルペンで捕手を中腰に立たせ、合同自主トレ最多となる70球の投球練習をした。その中で初披露となった6球のカーブに、見守った山口投手コーチが高い評価を与えた。

 50球を過ぎたところで、蕭は意を決したようにボールの握りを変えた。その右腕から放たれたカーブは、スピードを落としながら大きく縦に変化した。周囲も目を見張ったのは西武・岸のカーブをほうふつとさせる軌道と落差。山口投手コーチは「ええボールを放っていた」を目を細めた。

 「大学時代は空振りも取れていたし、カウント球としても使っていた。カーブを使う割合は多かった」と蕭。昨年の日本シリーズでは、西武・岸が大きなカーブを駆使して巨人打線を翻ろうする様子をテレビで目の当たりにした。目標とする開幕1軍、そしてG倒へ「有効的だと思う」と分析する。

 合同自主トレ最終クールには捕手を座らせて投げ込む予定。新たな“武器”を披露した右腕は「キャンプに入ったら毎日100球くらいは投げたい」と意気込んだ。

【2009/1/26 デイリースポーツ】
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