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北京五輪野球の日本代表・星野仙一監督(60)以下、田淵チーフ兼打撃コーチ、山本守備走塁コーチ、大野投手コーチら首脳陣が9日、韓国から空路で台湾入りした。10日からの視察を前に指揮官が「警報」を鳴らしたのは、阪神・林威助外野手(28)だ。台湾プロ野球3試合を観戦予定で、林を封じるためにも台湾国内の選手を分析する。

 自らが阪神の監督を務めていた02年のドラフト会議。星野監督は当時近大の林を7巡目で獲得した。右ヒザに故障を抱えていたものの、将来性にほれ込んで指名だった。だからこそ今の姿がうれしいし、誇らしくも感じている。8日の中日戦でも5番に入って同点2ランを放つなど、チームの勝利に大きく貢献した。

 ただ、その成長が今や日本代表の脅威となっている。林が台湾代表の軸となる選手ということを踏まえて、13日まで台湾の有力選手を徹底的にチェックする。

 「(台湾代表では)3番とか5番を打つんじゃないのかな。バリバリの主力だろう。阪神の選手としても、台湾の主力としても見ているからね。野球人としては、(成長が)良かったんだけど…」

 韓国の視察では、国内の選手のレベルの高さを十分に確認できた。「選手の成長の度合いがすごい。日本も成長しているが、それ以上だ」。台湾に関しても同じような状況を予想している。だからこそ、そこに林が加われば、どれほど強力なチームに仕上がってくるのか…。

 「(林は)フォームが崩れないし、ヘッドスピードも速い。生い立ちも知っているけど、もともとハングリー精神もあったからね」。12月のアジア予選で、林を封じて台湾に勝利するためにも、3試合の視察を有意義なものにしたい。

【2007/7/10 デイリースポーツ】
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