close
 【タンパ(米フロリダ州)26日(日本時間27日)】ヤンキースの井川慶投手(27)がフィリーズ戦に先発し5回1失点と好投。有力候補に挙がっていた開幕投手の座はカール・パバーノ投手(31)に譲ったが4番手として4月6日(同7日)のオリオールズ戦(ニューヨーク)でのデビューが内定した。左腕に弱い宿敵レッドソックス戦に4月は2度、先発することになりレ軍キラー襲名の可能性も浮上。6番・左翼で先発した松井秀喜外野手(32)は6試合ぶりの無安打だった。

 井川が、フ軍打線相手に5回2安打1失点も4奪三振。次回31日のタイガースとのオープン戦を経て、4月6日オリオールズ戦で公式戦デビューを飾ることになった。

 「開幕投手は、登板間隔の日程が合わず難しいでと思います。これまで通り、けがなくしっかりやっていきたいですね」

 ジョー・トーリ監督は一時、4月2日の開幕戦(対デビルレイズ)で投げさせることを検討していたが、ここへ来て開幕はパバーノに確定。井川は4番手となった。

 だが4月に限っては、むしろ1番より4番手が重要な役目をなす。

 別表のように中4日の登板間隔を守ると、唯一井川だけが4月中にレ軍戦に2試合登板できる。昨季、左投手に25勝31敗と苦しんだレ軍だけに、ジョー・トーリ監督(66)は井川を切り札に指名した格好だ。

 「重要な公式戦の先発ローテーションを崩してまで、開幕投手に固執しない」とトーリ監督も言及。オープン戦当初から”井川隠し”を徹底。これまで5度の先発もうち4度はナ・リーグ相手に投げさせるなど、情報流失を防いできた。

 この日は昨季58本塁打のライアン・ハワード(27)、同じく203安打のチェース・アットリー(28)両内野手とのべ4度対戦。3三振とニゴロに封じた。チェンジアップとツーシームを多投し、打者のタイミングを何度も外した。

 帰路には「投げたのはツーシームでなく、スリーシーム。魔球だから正体は明かせません」とジョークを交えるほど上機嫌。対レ軍の“秘密兵器”に余裕が出てきた。

【2007/3/28 サンスポ.COM】
arrow
arrow
    全站熱搜

    ht31sho 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()