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阪神・金本知憲外野手(40)が高知・安芸キャンプで1人で何役もこなすマルチぶりを発揮している。オフに手術した左ひざのリハビリからのスタートながら、現在は与えられたメニュー以上の練習量をこなす鉄人のバイタリティに周囲も驚いている。
今のところ真弓監督は「紅白戦やオープン戦の早い時期には若い人にチャンスを与えたい」と話しており、金本の実戦出場は、まだ先になりそう。その分、金本流のエネルギー発散法はさまざまだ。
その一つが、若手の「教材モデル」になる役割だ。岡義朗チーフ野手コーチは「金本に『全盛期に(走者に出た際に塁上で)リードの幅をどれぐらい取っていたか』と聞いたら、今の上本より半歩広く取っていたそうだ。走者としての打球判断を見ていても素晴らしいものがある」とその野球センスに感嘆する。
岡コーチは、さっそく早大出のルーキー、上本博紀内野手(22)に金本といっしょに走塁練習をさせて「金本のリードの取り方や足の運び方をよく見ておけよ」と指示。「上本にとって金本は、私がプロ野球に入った時の長嶋さんのような存在だろう」(岡コーチ)。単なる経験以上の価値があるという。
金本も手本になっているばかりではなく、練習量も若手に負けていない。24日は約90スイングのランチタイム特打を行ったが、担当の権田トレーナーは「屋外でのフリー打撃を終えてから『もう少し打ちたい』ということで室内でボールを1ケースほど打ちました。(キャンプ中に)最終的には(他選手と同じ)全部の練習をやるようにしたい」と説明する。
さらに金本は、チームのムードメーカー役もかって出ている。練習中、球場の放送席に乗り込み、「場内アナウンサー」に変身。新井が内野守備のノックを受けている最中、マイクで「ただいまファウルゾーンで守備練習をしていますのは、男・新井選手、ひと振りにかける男・新井選手」と紹介し、スタンドを爆笑で沸かせた。
これまで「プロ生活の最後の1年ぐらいは代打をやらしてもらうのもいいかな」と笑って話したこともある金本だが、親しい関係者には「今年ひざなどの状態が悪くてダメな成績に終わるようならやめるわ」と伝えているという。老け込む姿だけは見せないのが、金本のプライドだ。
ZAKZAK 2009/02/25
今のところ真弓監督は「紅白戦やオープン戦の早い時期には若い人にチャンスを与えたい」と話しており、金本の実戦出場は、まだ先になりそう。その分、金本流のエネルギー発散法はさまざまだ。
その一つが、若手の「教材モデル」になる役割だ。岡義朗チーフ野手コーチは「金本に『全盛期に(走者に出た際に塁上で)リードの幅をどれぐらい取っていたか』と聞いたら、今の上本より半歩広く取っていたそうだ。走者としての打球判断を見ていても素晴らしいものがある」とその野球センスに感嘆する。
岡コーチは、さっそく早大出のルーキー、上本博紀内野手(22)に金本といっしょに走塁練習をさせて「金本のリードの取り方や足の運び方をよく見ておけよ」と指示。「上本にとって金本は、私がプロ野球に入った時の長嶋さんのような存在だろう」(岡コーチ)。単なる経験以上の価値があるという。
金本も手本になっているばかりではなく、練習量も若手に負けていない。24日は約90スイングのランチタイム特打を行ったが、担当の権田トレーナーは「屋外でのフリー打撃を終えてから『もう少し打ちたい』ということで室内でボールを1ケースほど打ちました。(キャンプ中に)最終的には(他選手と同じ)全部の練習をやるようにしたい」と説明する。
さらに金本は、チームのムードメーカー役もかって出ている。練習中、球場の放送席に乗り込み、「場内アナウンサー」に変身。新井が内野守備のノックを受けている最中、マイクで「ただいまファウルゾーンで守備練習をしていますのは、男・新井選手、ひと振りにかける男・新井選手」と紹介し、スタンドを爆笑で沸かせた。
これまで「プロ生活の最後の1年ぐらいは代打をやらしてもらうのもいいかな」と笑って話したこともある金本だが、親しい関係者には「今年ひざなどの状態が悪くてダメな成績に終わるようならやめるわ」と伝えているという。老け込む姿だけは見せないのが、金本のプライドだ。
ZAKZAK 2009/02/25
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