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 夕べは松阪牛(ダイスケにあらず!)を食べた。実際、神戸牛よりおいしかった。世界最高の牛肉と言えると思う。松阪は日本の地方の名前なんだよね。もちろんダイスケにちなんで名づけられたわけじゃないが、とにかくとってもおいしかったよ。

 今日は東京一のショッピング街、銀座に出かけていろいろなものを見た。アメリカで見るものと同じものが手に入る。東京はとてもアメリカナイズされているね。アメリカからこんな遠く離れて、これほど似ている街を見るのは信じられない。デパートもアメリカとすごく似ている。でも、クールだと思うよ。

 おれたちは、どんなものがあるか見たくて出かけたのだが、実際ほとんど買い物はしなかった。値段が高かったからさ。同じものがアメリカでならもっと安く買えるからね。できれば日本の文化を感じるものを、24日のオフの時間に見つけたいと思っている。 

 東京は本当に大きくて、そして清潔だ。道路もきれいで整然としている。外を出歩いていて一番先に感じるのはそのことだね。

 道端で誰かに「ハーイ」と声を掛けたとしよう。日本人はすごく恥ずかしがりやか、それとも少し神経質だったり、内気な人のように感じるが、銀座ではそうでもない。街によって違うのだろうか。

 それにしても東京には1300万~1400万人が住むにふさわしい大都市のライフスタイルがあるね。高層ビルもあるが、ニューヨークほど林立していない。もう少し広範囲にわたっていると感じる。

 この2日間は東京ドームで日本のプロ野球チームを相手に実戦の雰囲気を味わうことができた。ひっきりなしの応援はメジャーリーグと違って面白かったよ。実際に日本に来て試合をしなければ分からなかったことだ。ベンチに座って応援を聞くのは楽しかった。阪神戦では左翼席の応援がすごかったね。マニー・ラミレスはレフトの守りにつきながら何か聞いていたんだろうか。彼らは試合の最初から最後まで、阪神を応援していた。見られてよかったと思う。

 阪神は最高の投手をぶつけてきた。戦力もそろっていたし、接戦になった。阪神の打者全員がメジャーリーグのレベルで確実に打てるかどうかは分からないし、結構難しいだろう。ハードな暑さは嫌いかもしれないしね。

 日本の野球はメジャーと少々異なる。何より、投手の投げ方が違う。今日テレビで野球の試合を見ていたが、スピードを抜いた球を多用している。速球も使うが、変化球に力を入れているように見える。

 来日して最初の3日間は本当に忙しかった。20日の深夜に空港につき、21日には球場で練習をして、22日にはデーゲームでオープン戦、そして23日もオープン戦が組まれている。メンバーの多くが24日のオフを楽しみにしているはずだ。とにかくやってみたいことを一通りやろうとするだろうね。

 そして25日には本当のシーズンが始まる。26日の試合が終わればすぐ帰郷の旅だ。自分たちにとってはまだ見ていない光景を目に焼きつけ、アメリカで待つ家族のためにいい土産を買うことができれば、それで十分なんだ。

【2008/3/23 MAJOR.JP】
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