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 世界一右腕の目は、しっかりと高浜の存在をとらえていた。横浜高校の後輩だからというわけではない。野球人として客観的にポテンシャルの高さを感じ取っていた。希代の才能で高卒1年目から日本球界を揺るがしたレッドソックス・松坂大輔投手が17日、虎の高校生ドラ1・高浜卓也内野手(18)に魂のエールを送った。

 西武に在籍中、母校を訪れ練習を見学していたときだった。センスのある動きをする野手に自然と視線が向いた。「高浜はまだ下級生でしたけど、雰囲気がある選手だなと思いましたね。どこかの段階でいずれプロになるだろうなと思いました」。その時から気になる存在だった。

 そして自身はワールドシリーズ制覇を遂げ凱旋帰国。高浜阪神入りの一報を耳にし胸が躍った。松坂の口からは「雰囲気というものは、僕たちが感じる独特な感覚的なものなんです。そういうものは誰もが持っているものじゃない。高浜はモノになるなという雰囲気を持っている。潜在能力がすごく高いですよね」と、次々に希望を持った言葉が発せられた。

 メジャーで活躍する選手ともなれば「(アマチュアで)プレーしてていいなと思う選手はあまりいるものではない」というのが正直な感想だ。だが、松坂は高浜に対して「それを持っている選手」と直感した。「入団が阪神だと聞いてびっくりしましたけどね(笑)」とあまりゆかりのない関西球団への入団だが、後輩のプロ入りはうれしい限り。松坂のひと言、ひと言が高浜を勇気づけるに違いない。

【2007/12/18 デイリースポーツ】
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