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 画面越しでは、どうすることもできなかった。阪神真弓明信監督(55)は就任直後ということもあり、ドラフト会議を欠席。秋季練習をスーツ姿で指揮した後、鳴尾浜の球団施設でテレビ中継にかじりついた。

 「あまりドキドキはしなかったけどね。くじに2回外れたけど、先に(当たりを)引かれていた。残っていたくじなのでしょうがないかな。今年は抜け出した選手がいないと聞いていたから、そんなに差はないと思いますよ」

 南球団社長が抽選に2度外れたが、ダメージは少ないとかばった。外れの外れ1位指名に奈良産大・蕭投手が決まると、さっそく「台湾コンビ」の結成を呼びかけた。

 「球が速い投手と聞いている。台湾出身ならうちには林(威助)ちゃんもいるので1人より2人の方が話し相手もいていい。2人にとって絶対にいい」

 ポジションや年代は違っても、台湾出身という共通項で支え合ってほしい。自らが新監督という立場で、ドラフト指名された選手の不安な心境が手に取るように分かった。

 2位で国際武道大・柴田、3位で早大・上本と即戦力野手を指名した。「しっかり守れる野手をとお願いしていた。要望通りの選手でしょうね」。柴田を“ポスト赤星”と表現した南社長のインタビューをテレビ中継で見て、うなずいていた。「いずれにせよ、入団発表や自主トレで実際に見てみてから。今は補強より現有戦力をどれだけ強くできるかに重きを置いている」。欠席ドラフトで指名した選手を加えて、来季構想をふくらませる。【町田達彦】

【2008/10/31 Nikkansports】
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