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　プロ野球阪神タイガースの井川慶投手（２７）が大リーグに挑戦することになった。１０日、大阪市内で阪神球団幹部と話し合い、以前から希望していたポスティングシステム（入札制度）での大リーグ移籍を球団側が認めた。井川投手は「やっと夢の舞台に立てたかなと思う。（阪神）球団の方々に感謝しています。自分を評価してくれる球団ならどこにでも行きます」などと話した。

　井川投手は５年連続２ケタ勝利を挙げている貴重な先発左腕だけに、阪神が入札手続きをすれば、大リーグの複数球団が獲得に乗り出すことが確実視されている。

　同投手の大リーグ挑戦の意向は、０４年オフに表面化。球団は、昨年オフまではフリーエージェント（ＦＡ）以外での移籍を認めていなかった。だが今季終了後、入札での移籍を「検討する」と軟化。ＦＡ権の取得には早くても０９年まで待たなければならない同投手の希望を受け入れた。

　井川投手は茨城・水戸商高からドラフト２位で、９８年に阪神入団。通算８６勝６０敗１セーブ。

【2006/11/10　asahi.com】
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