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 松坂大輔投手(西武ライオンズ)との独占交渉権を5111万ドル(約60億円)で落札し、同投手と6年総額5200万ドル(約61億円)で契約の合意に達したボストン・レッドソックス。今季ア・リーグ東地区3位に終わったチームは、来季に巻き返しを期すためオフに積極的な補強を続けている。ここでは現時点までに決まっているレッドソックスのメンバーを紹介したい。

 松坂の加入が確実な先発ローテーションは、エースに今季15勝を挙げた通算207勝右腕のカート・シリングが君臨。39歳のシリングは、年齢からくる衰えも懸念されるが、来季も2ケタ勝利を挙げるのは間違いないだろう。2番手にはフロリダ・マーリンズ時代の2003年にワールドシリーズMVPに輝き、今季チーム最多の16勝をマークしたジョシュ・ベケットが続く。26歳の右腕は、今季の防御率が5.01と安定感を欠いたが、潜在能力は高い。そのほかにも、今季35セーブを挙げて来季は先発転向が濃厚なジョナサン・パペルボン、松井秀喜外野手(ニューヨーク・ヤンキース)が苦手とするナックルボーラーのティム・ウェイクフィールドなどがいる。ただし、クローザーが未定なので、今後トレードなどで守護神候補を見つけていくことになるだろう。

 松坂の入団で厚みが増す投手陣と同様に、打撃陣の補強にも念入りだったレッドソックス。ロサンゼルス・ドジャースからフリーエージェントとなっていたJ.D.ドルー外野手と、5年総額7000万ドル(約80億4200万円)で契約。ドルーと通算470本塁打のマニー・ラミレスや俊足巧打のココ・クリスプらで形成される外野陣は、宿敵ヤンキースにもひけを取らない。またレッドソックスは、フリオ・ルーゴ(前ドジャース)を獲得して、空きポジションとなっていた遊撃の穴埋めに成功した。今季ア・リーグで本塁打と打点の二冠王に輝いた指名打者デビッド・オティースが健在の攻撃陣は、弱点がなくなりつつある。


【2006/12/14 ISM】
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