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◆ 同じ台湾出身で93年から6年間阪神在籍 ◆

 阪神ドラフト1位の蕭一傑(しょう・いっけつ)投手(22)に向け、同じ台湾出身で93年から6年間阪神に在籍した郭李建夫氏(39)が23日、海の向こうから成功へのアドバイスを送った。

 郭李氏は阪神退団後、台湾に戻り、03年に台湾プロ野球の中信ホエールズで現役引退。現在は台湾北部、桃園県の開南大学で体育学助教授となり、野球部部長もつとめる。野球の現場に密着し続けていることもあり、アドバイスは実戦的だった。

 まずは直球を動かせ、の注文だ。お手本として同じ台湾出身でヤンキースで活躍する王建民を挙げた。「彼はストレートをほとんど投げない。シュート系が多い。打者も食い込まれたりして打ちにくくなる」。蕭の変化球はスライダーなど4種類。これにわずかに動くボールがあれば有利になる、と説明する。

 2つ目はコントロールだ。「自分が1年目から働けたのはスライダーでストライクを取れたから。おかげで直球が生きた」。来日1年目の93年は5勝4敗2セーブ。期待された働きは制球力によるものと振り返った。

 ケガへの注意も喚起する。「コーチらとじっくり話をして自分のペース、リズムで投げ込むべき。フォームが大きく変わると体を痛める」。さらに「台湾の子は小さい時から指導者に言われている。どんなシーンでも普段の力を出せばいい」と平常心の大切さも説いた。

 「いい投手と聞いている。阪神のエースになってほしい」。願いは一つ。若者の日本での成功だけだ。

【2008/12/24 スポニチ】
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