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<オープン戦:横浜6-4日本ハム>◇2月28日◇宜野湾

 “幻のWBC戦士”が調子を上げてきた。台湾代表を辞退した日本ハム陽仲寿内野手(22)が、オープン戦初戦の横浜戦(宜野湾)で、1本塁打を含む2安打2打点をマークした。遊撃手の定位置を争う金子誠、二岡は名護に残って調整中。ライバル不在の間に猛アピールした。

 高く舞い上がった打球は、風の後押しも受け左翼フェンスの向こうに消えていった。5回1死、山北のスライダーをはじき返したオープン戦今季チーム初アーチ。第1打席で三振を喫していただけに「1打席目に甘い球を簡単に見逃してしまっていたので、どんな球でもいいから打ちたいと思っていました」と振り返った。7回1死三塁の好機には右越え適時二塁打を放ち、梨田監督も「いい形で打てている。少しずつこういう場(1軍)でやれる雰囲気が出てきた」と評価した。

 5日に始まるWBC第1ラウンド。当初、台湾代表に陽の名前はあった。世界の舞台へのあこがれもあり悩んだが、日本ハムでのレギュラー取りに専念するため辞退した。「今年が大事な年なので」。1軍定着できずに丸3年が経過。今季にかける意気込みは強い。

 3回の守備では、スライディングしてきた藤田の足が左すねを直撃したが、フル出場した。試合後、アイシング治療し、弱音は吐かずに「(ロッテ)西岡さんのような選手になりたいんです」と力を込めた。スロー調整のベテラン組を尻目に、陽の全開アピールは続く。【本間翼】

【2009/3/1 Nikkansports】
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