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マリナーズのイチロー外野手(35)が、来年3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)連覇への思いを語った。第1回大会優勝チームとして、強豪の挑戦を受けて立つ日本。新しい「ジャパン」を背負っていく世代に強い興味を抱くイチローは『守る』ではなく『奪いにいく』姿勢が大事だと言い切った。15日に日本代表暫定メンバー45人が発表される。
--10月の終わり、第1回WBCで日本代表を優勝に導いた王貞治氏(第2回WBC日本代表相談役)との電話ではどんな会話を
「最初に感じたのは、何となく僕が出るという空気だった。そこに違和感があって(意識的に)『これは正式要請されたわけでなく仮定の話で』と返したら、王さんが『君にお願いするのは間違いない』とおっしゃった。その言葉を聞いてほっとした。現実に要請がないことが一番の恐怖だったと正直に伝えたところ『君が意思を示してくれることが全体にとっても大きなことだ』と言っていただいた」
--一時帰国中にテレビ観戦した日本シリーズは印象深いものだった
「この選手と一緒に戦うのかな、と勝手な想像を膨らませながら見ていた。野手で目についたのは(西武の)片岡と中島の2人、ピッチャーでは岸です。あとは(日本シリーズには出なかった)ダルビッシュ(日本ハム)でしょう」
--日本代表は25歳前後の選手が多くなりそう
「日本シリーズでの選手のコメントが興味深かった。例えば“プレッシャーは感じなかった”ことを、成長ととらえている20代前半の選手がけっこういましたね」
--若い世代への不安はあっても、それ以上に楽しみが多いのか
「この世界は5年たつといろいろなものが変わる。それが僕と10歳違う人たちが多くなる。これからの日本球界のトップに立つ彼らが、どう野球に取り組み、どんなことを考えているのか、興味がある」
--第1回大会MVPの松坂大輔(レッドソックス)が強い意欲を見せていることには
「今回は上原がいません。彼の存在に代わる選手がいるとすれば大輔でしょう。上原とは全然性格が違っているが(第1回大会から)3年ほどの間にどのように前へ進んだのか。彼にとってボストンでの2年は、大事な時期だったと僕は勝手に想像している」
--最も手ごわいと思われるのは
「まずアジアで勝たなくてはいけない。そうなると中国(来年3月5日、アジア・ラウンド初戦の相手)ということになる」
--大会に臨むのに最も大事なことは
「姿勢だと思います。守る、ではなく、奪いにいく。この差は大きい」(シアトル=共同)
【2008/12/9 サンスポ.COM】
--10月の終わり、第1回WBCで日本代表を優勝に導いた王貞治氏(第2回WBC日本代表相談役)との電話ではどんな会話を
「最初に感じたのは、何となく僕が出るという空気だった。そこに違和感があって(意識的に)『これは正式要請されたわけでなく仮定の話で』と返したら、王さんが『君にお願いするのは間違いない』とおっしゃった。その言葉を聞いてほっとした。現実に要請がないことが一番の恐怖だったと正直に伝えたところ『君が意思を示してくれることが全体にとっても大きなことだ』と言っていただいた」
--一時帰国中にテレビ観戦した日本シリーズは印象深いものだった
「この選手と一緒に戦うのかな、と勝手な想像を膨らませながら見ていた。野手で目についたのは(西武の)片岡と中島の2人、ピッチャーでは岸です。あとは(日本シリーズには出なかった)ダルビッシュ(日本ハム)でしょう」
--日本代表は25歳前後の選手が多くなりそう
「日本シリーズでの選手のコメントが興味深かった。例えば“プレッシャーは感じなかった”ことを、成長ととらえている20代前半の選手がけっこういましたね」
--若い世代への不安はあっても、それ以上に楽しみが多いのか
「この世界は5年たつといろいろなものが変わる。それが僕と10歳違う人たちが多くなる。これからの日本球界のトップに立つ彼らが、どう野球に取り組み、どんなことを考えているのか、興味がある」
--第1回大会MVPの松坂大輔(レッドソックス)が強い意欲を見せていることには
「今回は上原がいません。彼の存在に代わる選手がいるとすれば大輔でしょう。上原とは全然性格が違っているが(第1回大会から)3年ほどの間にどのように前へ進んだのか。彼にとってボストンでの2年は、大事な時期だったと僕は勝手に想像している」
--最も手ごわいと思われるのは
「まずアジアで勝たなくてはいけない。そうなると中国(来年3月5日、アジア・ラウンド初戦の相手)ということになる」
--大会に臨むのに最も大事なことは
「姿勢だと思います。守る、ではなく、奪いにいく。この差は大きい」(シアトル=共同)
【2008/12/9 サンスポ.COM】
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