「ミスを恐れず同じ過ちを繰り返さない」

 メジャー歴代8位の通算355勝を挙げた「精密機械」グレッグ・マダックス投手(42)が現役を引退した。

 まだ力を残しての引退で、スポーツ・イラストレーテッド誌は「8イニングをわずか80球で投げ、試合時間が2時間以内の時もあった。そのピンポイントのコントロールは誰にもマネできない」と称賛した。

 「投球だけでなく、打撃も走塁もできなくなるのが寂しい。同僚とのゴルフや(移動の)機中でのカードゲーム、野球にかかわるすべてのことが、時間を追うほど懐かしくなるだろう」というから、1年もすれば指導者として球界復帰があるのではないかとみられている。

 若手へのアドバイスを求められて、「何かを学ぶには失敗がつきもの。ミスを恐れず、同じ過ちを繰り返さないことが大事。常にそれを心掛けてきたし、最もやさしい学習法だろう」と、成功の秘訣を語った。

 球数が少ない理由は、「球が速く、変化球が大きく曲がれば球数は増える。ボールを微妙に動かし、制球に気を配ってストライクゾーンに投げれば、三振は減っても球数が少なくすむ」と独自の野球哲学を披露。マダックスがメジャーで生き残る投球術を若手に伝授する日が待ち遠しい。


【2008/12/16 ZAKZAK】
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