close
阪神が15日、大阪市内のホテルで育成選手を含む新人7選手の入団を発表した。ドラフト1位・蕭一傑投手(22)=奈良産大=には地元台湾のテレビ局も注目。阪神戦生中継の可能性も出てきた。
無数のフラッシュを浴びながら、緊張気味に指揮官の横に座った。
「1日でも早く、一軍のマウンドで投げたい。開幕一軍に入ってから、目標を決めたいと思う」
蕭が熱い胸の内を語った。
そんな期待の新星に、テレビ2局、新聞5紙の取材陣も熱い視線を注いだ。特にテレビ局関係者は「スポーツ専門の局はあるし、登板日があらかじめ予測できるようなら、生中継する可能性はあるでしょうね」と期待を寄せる。
子供時代、日本のプロ野球中継は巨人戦ばかり。そんな実情を痛切に感じているだけに、蕭は「台湾の野球をやっている子供たちに、夢を与えたい!」と抱負を語った。希望を電波に乗せることは、先輩・林でも実現できていない。
そんな息子のタテジマ姿に、会見場のスミで見守っていた父・良坤(リャンケン)さんは「ヤンキースみたいだね。王建民という台湾のスターがいるけど、それは彼の努力と実力次第。もちろん、できるならそうなってほしい、という思いはある。地に足をつけて、タイガースの勝利に貢献してほしいです」と頼もしげにはなした。
王は2000年に渡米し、シンカーを武器に6年後にはリーグ最多勝(19勝)に輝いた。同じように蕭は高校から留学生として来日、プロ入りの夢をかなえた。大学3年時には、ヤンキースの枕カバーと布団カバーを送ったりもした。そんな自慢の息子の晴れ舞台だった。
「両親へのプレゼントは相談してから決める。台湾は今物価が高いので、家は却下ですが、考えている。球場にも呼びたい」と蕭。課された使命は大きい。背番号「19」が右腕をしならせる。(阿部祐亮)
【2008/12/16 サンスポ.COM】
【NPB】蕭の肩は規格外のデカさ…真弓監督仰天
阪神は15日、大阪市内のホテルで育成選手を含む7人の入団発表を行った。同席した真弓明信監督(55)は、ドラフト1位・蕭一傑投手(22)=奈良産大=の体格に仰天。「一番驚いたのが蕭くんですね。あの体なら大丈夫でしょう」。故障しにくそうな強じんな肉体に、早くもほれ込んだ。
◇ ◇
猛虎の未来を背負う新星の姿を見ると、自然と期待が高まった。7人のルーキーの中で目に留まったのは、やはりドラ1右腕。真弓新監督は蕭の体格に惚(ほ)れ、近い将来の活躍を確信した。
「一番驚いたのが蕭。肩がデカイんですよ」
入団会見が終わり、記念撮影での1コマ。規格外の肩幅の広さをジェスチャーで表現し、真弓監督は興奮交じりに振り返った。「これは故障しないでしょう。あの体なら大丈夫ですね」。蕭の肩に手を掛けた新監督は、一級品の素材に触れた。
FAで狙った三浦(横浜)の獲得も失敗に終わり、先発完投型投手として注目が集まるルーキー右腕。背番号も「19」に決まり、あらためて期待の高さを再確認した。
「『19』といえば巨人の上原さん。いい背番号を頂いて、期待されていると感じました」
この日は台湾から父・良坤(りゃんくん)さん(48)と、母・林淑燕(りん・すいえん)さん(46)が駆け付け、台湾のテレビカメラ2台と、新聞4紙も取材に訪れた。晴れて阪神のユニホームに袖を通した息子の姿に、父は「ヤンキースみたい」と興奮。大学3年時にはヤンキースモデルのシーツと、枕カバーをプレゼントしたことを明かし「台湾のヒーローになれるように、実力で頑張ってほしい」とエールを送った。
目標は日本で117勝を挙げた、台湾の英雄・郭泰源(元西武)を超えること。契約金で両親に家を買うプランを温めていた蕭は「台湾の物価が高騰しているらしいので、それは却下ですね」と周囲を笑わせながらも「家を買えるぐらいの選手になるのが一番です」と、近い将来の夢として胸に誓った。
「ファンが熱狂的なチーム。1日でも早く、1軍のマウンドで投げられるように頑張りたい」と蕭。年明けからは、新人合同自主トレ、春季キャンプと続く。聖地の大観衆が、1日も早いルーキー右腕の登場を待っている。
【2008/12/16 デイリースポーツ】
【NPB】背番号19蕭目指せ王建民…阪神
阪神の新人7選手の入団発表が15日、大阪市内のホテルで行われた。ドラフト1位の奈良産大・蕭一傑投手(しょう・いっけつ、22)は、来日中の父・良坤(りゃんけん)さん(48)から、台湾の国民的スターで米大リーグ、ヤンキース・王建民投手(28)のような選手を目指すよう檄。また、真弓明信監督(55)は故障しにくい蕭の潜在能力を絶賛した。
台湾の生んだ大スターと同じ“タテジマ”に袖を通した。背番号「19」のユニホームに身を包んだ蕭は、緊張で多少声を上ずらせながら「いい背番号を頂きました。少しでも早くチームの勝利に貢献したい」と、壇上で決意表明した。
その姿は、父の目には米国で活躍する台湾の英雄とダブって見えた。「ピンストライプが、ヤンキースみたいですね」メジャー4年間で通算54勝の王建民が所属し、地元でも知名度抜群の名門。息子が大学3年時、ピンストライプのシーツと枕カバーを、日本へ送り届けたこともあったという。
「台湾を代表するヒーロー? 努力と実力で、できればそうなってほしいですね」と良坤さん。この日は台湾からもテレビ局2社、新聞5社が取材に殺到。だが、台北市内のTBS(台湾公共広播電視集団)関係者は「キャンプやシーズン中は、台湾のプロ野球や、メジャーの選手を追いかけることになるでしょう」という。地元メディアを振り向かせるためには、1軍での活躍が不可欠だ。
会見に同席した真弓監督は、蕭の右肩に触れ「肩の筋肉のつき方に驚きました。これは故障しないだろうなと思いました」と絶賛。「父には『これは一つの通過点。厳しい世界に入るのでもっと頑張りなさい』と言われました」と背筋を伸ばした蕭。国民的大スターへ、猛虎軍団の一員として、スタートを切る。
【2008/12/16 スポーツ報知】
【NPB】阪神新入団発表、真弓が蕭の体にホレボレ
真弓監督がドラフト1位蕭一傑投手(22=奈良産業大)のボディーにほれた。阪神は14日、大阪市内のリッツカールトン大阪で新入団発表を行った。育成枠3人を含み7人の新人と初顔合わせとなった真弓明信監督(55)は記念撮影で、背番号「19」が決まった蕭の肩を抱き、筋肉の盛り上がりにびっくり。また2位指名の柴田講平外野手(22=国際武道大)は背番号「2」、3位上本博紀内野手(22=早大)は「4」に決定。阪神では80年の北村・藤倉以来で28年ぶりとなる「一けた背番号ルーキーコンビ」に期待の高さが表れている。
記念撮影でうれしいサプライズが待っていた。何げなく蕭の右肩に手を回した指揮官が、ホオを緩めながら衝撃の?感触を振り返る。
真弓監督 驚いたのが蕭。肩周りの筋肉がえらいガッシリしている。これは故障しない。『コントロールに自信がある』と言っているけど、球だって速いし、頼もしい。確かに資料で見ると四球が少ないしね。
初顔合わせでベタぼれ。“ドラ1ルーキー”への期待値が一気に上昇した。
鉄腕ぶりには定評がある。今年6月の全日本大学野球では、1回戦・中央学院戦で13回を175球完封。翌日の東北福祉大戦はサヨナラ負けも、11回2/3を156球で完投した。2日間で24回2/3、331球を投じて大会特別賞を受賞。そんなタフネス右腕の素質を、指揮官がいきなり見抜いた。
もちろん、最初から期待は大きい。この日、背番号が「19」に決定。工藤一彦に小林繁、中西清起…。猛虎往年の名投手が背負ってきた番号を継承する。蕭は「19番は巨人上原さんのイメージも強い。良い番号を頂いた」とニッコリ。「19」と言えば上原ではなく蕭、と言われるほどの活躍を目標に掲げた。「そういう(いつかはそう言われる)つもりです。まずは1軍で投げられるようにならないと」。上原は1年目の99年に20勝をあげ新人王。台湾から留学してプロ入りするハングリー男の志は大きい。
「甲子園には悪い思い出がいっぱいある。今度は良い思い出を作っていきたい」。日南学園時代は甲子園に2度出場しながら、ともに1回戦で敗退。味わった悔しさをぬぐい去り、息の長い投手になる。【佐井陽介】
【2008/12/16 Nikkansports】
無数のフラッシュを浴びながら、緊張気味に指揮官の横に座った。
「1日でも早く、一軍のマウンドで投げたい。開幕一軍に入ってから、目標を決めたいと思う」
蕭が熱い胸の内を語った。
そんな期待の新星に、テレビ2局、新聞5紙の取材陣も熱い視線を注いだ。特にテレビ局関係者は「スポーツ専門の局はあるし、登板日があらかじめ予測できるようなら、生中継する可能性はあるでしょうね」と期待を寄せる。
子供時代、日本のプロ野球中継は巨人戦ばかり。そんな実情を痛切に感じているだけに、蕭は「台湾の野球をやっている子供たちに、夢を与えたい!」と抱負を語った。希望を電波に乗せることは、先輩・林でも実現できていない。
そんな息子のタテジマ姿に、会見場のスミで見守っていた父・良坤(リャンケン)さんは「ヤンキースみたいだね。王建民という台湾のスターがいるけど、それは彼の努力と実力次第。もちろん、できるならそうなってほしい、という思いはある。地に足をつけて、タイガースの勝利に貢献してほしいです」と頼もしげにはなした。
王は2000年に渡米し、シンカーを武器に6年後にはリーグ最多勝(19勝)に輝いた。同じように蕭は高校から留学生として来日、プロ入りの夢をかなえた。大学3年時には、ヤンキースの枕カバーと布団カバーを送ったりもした。そんな自慢の息子の晴れ舞台だった。
「両親へのプレゼントは相談してから決める。台湾は今物価が高いので、家は却下ですが、考えている。球場にも呼びたい」と蕭。課された使命は大きい。背番号「19」が右腕をしならせる。(阿部祐亮)
【2008/12/16 サンスポ.COM】
【NPB】蕭の肩は規格外のデカさ…真弓監督仰天
阪神は15日、大阪市内のホテルで育成選手を含む7人の入団発表を行った。同席した真弓明信監督(55)は、ドラフト1位・蕭一傑投手(22)=奈良産大=の体格に仰天。「一番驚いたのが蕭くんですね。あの体なら大丈夫でしょう」。故障しにくそうな強じんな肉体に、早くもほれ込んだ。
◇ ◇
猛虎の未来を背負う新星の姿を見ると、自然と期待が高まった。7人のルーキーの中で目に留まったのは、やはりドラ1右腕。真弓新監督は蕭の体格に惚(ほ)れ、近い将来の活躍を確信した。
「一番驚いたのが蕭。肩がデカイんですよ」
入団会見が終わり、記念撮影での1コマ。規格外の肩幅の広さをジェスチャーで表現し、真弓監督は興奮交じりに振り返った。「これは故障しないでしょう。あの体なら大丈夫ですね」。蕭の肩に手を掛けた新監督は、一級品の素材に触れた。
FAで狙った三浦(横浜)の獲得も失敗に終わり、先発完投型投手として注目が集まるルーキー右腕。背番号も「19」に決まり、あらためて期待の高さを再確認した。
「『19』といえば巨人の上原さん。いい背番号を頂いて、期待されていると感じました」
この日は台湾から父・良坤(りゃんくん)さん(48)と、母・林淑燕(りん・すいえん)さん(46)が駆け付け、台湾のテレビカメラ2台と、新聞4紙も取材に訪れた。晴れて阪神のユニホームに袖を通した息子の姿に、父は「ヤンキースみたい」と興奮。大学3年時にはヤンキースモデルのシーツと、枕カバーをプレゼントしたことを明かし「台湾のヒーローになれるように、実力で頑張ってほしい」とエールを送った。
目標は日本で117勝を挙げた、台湾の英雄・郭泰源(元西武)を超えること。契約金で両親に家を買うプランを温めていた蕭は「台湾の物価が高騰しているらしいので、それは却下ですね」と周囲を笑わせながらも「家を買えるぐらいの選手になるのが一番です」と、近い将来の夢として胸に誓った。
「ファンが熱狂的なチーム。1日でも早く、1軍のマウンドで投げられるように頑張りたい」と蕭。年明けからは、新人合同自主トレ、春季キャンプと続く。聖地の大観衆が、1日も早いルーキー右腕の登場を待っている。
【2008/12/16 デイリースポーツ】
【NPB】背番号19蕭目指せ王建民…阪神
阪神の新人7選手の入団発表が15日、大阪市内のホテルで行われた。ドラフト1位の奈良産大・蕭一傑投手(しょう・いっけつ、22)は、来日中の父・良坤(りゃんけん)さん(48)から、台湾の国民的スターで米大リーグ、ヤンキース・王建民投手(28)のような選手を目指すよう檄。また、真弓明信監督(55)は故障しにくい蕭の潜在能力を絶賛した。
台湾の生んだ大スターと同じ“タテジマ”に袖を通した。背番号「19」のユニホームに身を包んだ蕭は、緊張で多少声を上ずらせながら「いい背番号を頂きました。少しでも早くチームの勝利に貢献したい」と、壇上で決意表明した。
その姿は、父の目には米国で活躍する台湾の英雄とダブって見えた。「ピンストライプが、ヤンキースみたいですね」メジャー4年間で通算54勝の王建民が所属し、地元でも知名度抜群の名門。息子が大学3年時、ピンストライプのシーツと枕カバーを、日本へ送り届けたこともあったという。
「台湾を代表するヒーロー? 努力と実力で、できればそうなってほしいですね」と良坤さん。この日は台湾からもテレビ局2社、新聞5社が取材に殺到。だが、台北市内のTBS(台湾公共広播電視集団)関係者は「キャンプやシーズン中は、台湾のプロ野球や、メジャーの選手を追いかけることになるでしょう」という。地元メディアを振り向かせるためには、1軍での活躍が不可欠だ。
会見に同席した真弓監督は、蕭の右肩に触れ「肩の筋肉のつき方に驚きました。これは故障しないだろうなと思いました」と絶賛。「父には『これは一つの通過点。厳しい世界に入るのでもっと頑張りなさい』と言われました」と背筋を伸ばした蕭。国民的大スターへ、猛虎軍団の一員として、スタートを切る。
【2008/12/16 スポーツ報知】
【NPB】阪神新入団発表、真弓が蕭の体にホレボレ
真弓監督がドラフト1位蕭一傑投手(22=奈良産業大)のボディーにほれた。阪神は14日、大阪市内のリッツカールトン大阪で新入団発表を行った。育成枠3人を含み7人の新人と初顔合わせとなった真弓明信監督(55)は記念撮影で、背番号「19」が決まった蕭の肩を抱き、筋肉の盛り上がりにびっくり。また2位指名の柴田講平外野手(22=国際武道大)は背番号「2」、3位上本博紀内野手(22=早大)は「4」に決定。阪神では80年の北村・藤倉以来で28年ぶりとなる「一けた背番号ルーキーコンビ」に期待の高さが表れている。
記念撮影でうれしいサプライズが待っていた。何げなく蕭の右肩に手を回した指揮官が、ホオを緩めながら衝撃の?感触を振り返る。
真弓監督 驚いたのが蕭。肩周りの筋肉がえらいガッシリしている。これは故障しない。『コントロールに自信がある』と言っているけど、球だって速いし、頼もしい。確かに資料で見ると四球が少ないしね。
初顔合わせでベタぼれ。“ドラ1ルーキー”への期待値が一気に上昇した。
鉄腕ぶりには定評がある。今年6月の全日本大学野球では、1回戦・中央学院戦で13回を175球完封。翌日の東北福祉大戦はサヨナラ負けも、11回2/3を156球で完投した。2日間で24回2/3、331球を投じて大会特別賞を受賞。そんなタフネス右腕の素質を、指揮官がいきなり見抜いた。
もちろん、最初から期待は大きい。この日、背番号が「19」に決定。工藤一彦に小林繁、中西清起…。猛虎往年の名投手が背負ってきた番号を継承する。蕭は「19番は巨人上原さんのイメージも強い。良い番号を頂いた」とニッコリ。「19」と言えば上原ではなく蕭、と言われるほどの活躍を目標に掲げた。「そういう(いつかはそう言われる)つもりです。まずは1軍で投げられるようにならないと」。上原は1年目の99年に20勝をあげ新人王。台湾から留学してプロ入りするハングリー男の志は大きい。
「甲子園には悪い思い出がいっぱいある。今度は良い思い出を作っていきたい」。日南学園時代は甲子園に2度出場しながら、ともに1回戦で敗退。味わった悔しさをぬぐい去り、息の長い投手になる。【佐井陽介】
【2008/12/16 Nikkansports】
全站熱搜
留言列表