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1軍キャンプ帯同も

 台湾出身で初のドラフト入団となった阪神・蕭(しょう)一傑投手(22)=奈良産大。15日の入団会見では、その“肉体美”を初めて間近に見た真弓明信監督が当初の2軍スタートを“1軍キャンプ帯同可”に方針変更するなど、すっかり即戦力扱い。これが吉と出るかどうか-。

 「甲子園は悪い思い出ばっかりなんで、いい思い出を作っていこうかなと思っています」と話した蕭。日南学園高2年夏の全国大会では、2番手として登板したが、初戦敗退。3年春のセンバツでは登板機会なく初戦で去っている。

 入団発表では、父・良坤さん(48)と母の林淑燕さん(46)が見守った。良坤さんは「ヤンキースの王建民投手の枕カバーとシーツを贈りました。私がファンなんです。ぜひとも王投手のようになれるように頑張ってほしいです」と願いを込めた。

 王といえば、2006年に19勝でア・リーグ最多勝投手に輝くなど、今や台湾の英雄だ。

 一方、幼少時に見ていた西武の郭泰源投手にあこがれて日本に野球留学した蕭だが、「自分は(郭とは)タイプが違うと思います。評価してもらっているのはコントロール」と“オリエントエキスプレス”の背中を追う気もない。

 台湾からも報道陣が駆けつけ、早くも故郷のスター候補生。その将来性を高く評価したのが、この日初顔合わせの真弓監督だ。

 「驚いたよ。写真撮影で横に並んだ時に見たが、肩のまわりの筋肉がものすごくがっちりしていた。これは故障しないと思いましたよ」

 監督就任時から、新人の春季キャンプについては「焦ると故障につながる。自分のペースで頑張ってもらいたい」と、2軍でのスタートを前提としていたが、「投手コーチが『ぜひ見たい』ということであれば、沖縄の1軍キャンプに連れて行けばいいよ」といきなり“即戦力扱い”に方針転換を示唆した。

 果たして指揮官の第一印象が的中となるかどうか。

【2008/12/16 ZAKZAK】
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