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新聞有二：
ゴールデン・グローブ賞のメリル・ストリープにドナルド・トランプが反撃！
現地時間1月8日（日）に開催されたゴールデン・グローブ賞。ドナルド・トランプ新大統領を批判したメリル・ストリープのスピーチが話題になる中、トランプ次期大統領がTwitterで反論したことが明らかに！
ゴールデン・グローブ賞で「セシル・B・デミル賞」を受賞したメリル・ストリープ。スピーチの中で「私たちの国の最も尊敬される地位につくことを求められた人が、障害のある記者を真似した瞬間に私は衝撃を受けました」と語り、ドナルド・トランプ次期大統領の名前は出さなかったものの彼の行為を批判した。
メリルの言っている「障害のある記者の真似」とは2015年にトランプが選挙戦の支援者集会のスピーチで見せた態度。トランプは腕に障害のある記者の書いた記事を取り上げ「彼は昔、私を悪く見せるために書いた記事を取り消した。気の毒だけど見ものなんだ」と腕を動かす身振りを披露。彼の障害を真似したとして、当時も批判を浴びた。
メリルのスピーチを知ったトランプはTwitterで反論！ 翌朝「ハリウッドで最も過大評価されている女優の1人、メリル・ストリープが私のことを知らないのに昨夜のゴールデン・グローブ賞で私を攻撃した」「彼女は大敗したヒラリーの取り巻きだ。何度も言っているように私は障害のある記者の真似をしていないし、これからもしない」「私はただ彼を卑屈に見せようとしただけだ。彼は私を悪く見せようとして16年前に書いた記事を完全に変えたんだ。メディアは正直ではない」とツイート、障害をからかったことを全面否定した。
授賞式では多くの俳優たちが盛大な拍手で賞賛したメリルのスピーチ。今後、ハリウッドの俳優たちがどのような立場をとるのか、次期大統領がどう反応するのか注目したい。
[Elle Japan 2017/1/10]
Ｍ・ストリープが排他政策批判、トランプ氏は反撃
【米ロサンゼルス８日（日本時間９日）＝千歳香奈子通信員】ハリウッドを代表するスターが、暴言王にかみ付いた。米女優メリル・ストリープ（６７）は、映画やテレビ番組を表彰するゴールデン・グローブ賞の授賞式に出席。長年の貢献をたたえる特別賞受賞のスピーチで、ドナルド・トランプ次期米大統領（７０）の排他的な政治思想などを批判した。トランプ氏は９日付のツイッターで「過大評価された女優だ」などと反撃した。就任式は米東部時間の２０日。
ストリープは黒のロングドレス姿で登壇。客席に視線を配り、出身地や肌の色が多様な人々を見据え、落ち着いた口調で話した。
「ハリウッドにはよそ者や外国人がいっぱいいる。私も俳優の家系じゃないわ。もしそんな人たちをみんな追い出したら、テレビ番組はアメフットと武術の中継しか残らないわ」
約３分半のスピーチで、時折涙をこらえる様子も見せた。トランプ氏の実名こそ出さなかったが、ハリウッドの現状を示すことで、同氏の排他的な姿勢を批判した。また、同氏が１５年１１月に、腕の動きが不自由な記者をからかい、批判された騒動を振り返り、大統領としての資質についても疑問を呈した。
「あの行為を見て失望した。公の場の行動は、日常になる。無礼は無礼を招き、暴力は暴力をかき立てる。権力者が、その地位を利用して他者へのいじめに向けたら、私たち全員が敗者になってしまいます」
真剣に聞き入る客席から大きな拍手を浴びた。ゴールデン・グローブ賞はハリウッド外国人記者協会の投票によって決まることから、マスコミへのエールも忘れなかった。
「権力を監視する報道機関が、我々には必要です。記者たちを支援しましょう。（トランプ氏の）目に余る行動を逐一追及する必要があります」
トランプ氏は昨年１１月の大統領選に勝って以来、記者会見を開いていない。ツイッターで持論をまき散らし、国際社会を翻弄（ほんろう）。１１日に予定される初の記者会見に向け、既存メディアへの批判も繰り返している。
ストリープは昨年の大統領選でも、対立候補のクリントン氏を支持し、応援演説も行った。トランプ氏の仮装を披露し、女性の支持率の低さをからかった。
この日のスピーチでは、昨年末に亡くなった女優キャリー・フィッシャーさんの言葉を引用。「あなたの傷ついた心を芸術に生かしなさい」。トランプ氏に反発する芸能関係者へ訴えているようだった。
これに対してトランプ氏はすぐさまツイッターで反論した。「彼女はハリウッドで最も過大評価された女優の１人。俺を知らないのに俺を攻撃した。大敗したヒラリーの支持者だ」。２０日から米国のトップに就く人物は、またしても大人げない対応を繰り返した。
◆メリル・ストリープ １９４９年６月２２日、米国ニュージャージー州生まれ。７７年から舞台女優を始め、８２年の映画「ソフィーの選択」で米アカデミー賞主演女優賞を初受賞。アカデミー賞ノミネート計１９回（受賞３回）は俳優最多記録。ゴールデン・グローブ賞は２９回ノミネート、８回受賞。身長１６８センチ。昨年１０月、主演映画のキャンペーンで６年ぶり７度目の来日。
[2017年1月10日 nikkansports]
ゴールデン・グローブ賞のメリル・ストリープにドナルド・トランプが反撃！
現地時間1月8日（日）に開催されたゴールデン・グローブ賞。ドナルド・トランプ新大統領を批判したメリル・ストリープのスピーチが話題になる中、トランプ次期大統領がTwitterで反論したことが明らかに！
ゴールデン・グローブ賞で「セシル・B・デミル賞」を受賞したメリル・ストリープ。スピーチの中で「私たちの国の最も尊敬される地位につくことを求められた人が、障害のある記者を真似した瞬間に私は衝撃を受けました」と語り、ドナルド・トランプ次期大統領の名前は出さなかったものの彼の行為を批判した。
メリルの言っている「障害のある記者の真似」とは2015年にトランプが選挙戦の支援者集会のスピーチで見せた態度。トランプは腕に障害のある記者の書いた記事を取り上げ「彼は昔、私を悪く見せるために書いた記事を取り消した。気の毒だけど見ものなんだ」と腕を動かす身振りを披露。彼の障害を真似したとして、当時も批判を浴びた。
メリルのスピーチを知ったトランプはTwitterで反論！ 翌朝「ハリウッドで最も過大評価されている女優の1人、メリル・ストリープが私のことを知らないのに昨夜のゴールデン・グローブ賞で私を攻撃した」「彼女は大敗したヒラリーの取り巻きだ。何度も言っているように私は障害のある記者の真似をしていないし、これからもしない」「私はただ彼を卑屈に見せようとしただけだ。彼は私を悪く見せようとして16年前に書いた記事を完全に変えたんだ。メディアは正直ではない」とツイート、障害をからかったことを全面否定した。
授賞式では多くの俳優たちが盛大な拍手で賞賛したメリルのスピーチ。今後、ハリウッドの俳優たちがどのような立場をとるのか、次期大統領がどう反応するのか注目したい。
[Elle Japan 2017/1/10]
Ｍ・ストリープが排他政策批判、トランプ氏は反撃
【米ロサンゼルス８日（日本時間９日）＝千歳香奈子通信員】ハリウッドを代表するスターが、暴言王にかみ付いた。米女優メリル・ストリープ（６７）は、映画やテレビ番組を表彰するゴールデン・グローブ賞の授賞式に出席。長年の貢献をたたえる特別賞受賞のスピーチで、ドナルド・トランプ次期米大統領（７０）の排他的な政治思想などを批判した。トランプ氏は９日付のツイッターで「過大評価された女優だ」などと反撃した。就任式は米東部時間の２０日。
ストリープは黒のロングドレス姿で登壇。客席に視線を配り、出身地や肌の色が多様な人々を見据え、落ち着いた口調で話した。
「ハリウッドにはよそ者や外国人がいっぱいいる。私も俳優の家系じゃないわ。もしそんな人たちをみんな追い出したら、テレビ番組はアメフットと武術の中継しか残らないわ」
約３分半のスピーチで、時折涙をこらえる様子も見せた。トランプ氏の実名こそ出さなかったが、ハリウッドの現状を示すことで、同氏の排他的な姿勢を批判した。また、同氏が１５年１１月に、腕の動きが不自由な記者をからかい、批判された騒動を振り返り、大統領としての資質についても疑問を呈した。
「あの行為を見て失望した。公の場の行動は、日常になる。無礼は無礼を招き、暴力は暴力をかき立てる。権力者が、その地位を利用して他者へのいじめに向けたら、私たち全員が敗者になってしまいます」
真剣に聞き入る客席から大きな拍手を浴びた。ゴールデン・グローブ賞はハリウッド外国人記者協会の投票によって決まることから、マスコミへのエールも忘れなかった。
「権力を監視する報道機関が、我々には必要です。記者たちを支援しましょう。（トランプ氏の）目に余る行動を逐一追及する必要があります」
トランプ氏は昨年１１月の大統領選に勝って以来、記者会見を開いていない。ツイッターで持論をまき散らし、国際社会を翻弄（ほんろう）。１１日に予定される初の記者会見に向け、既存メディアへの批判も繰り返している。
ストリープは昨年の大統領選でも、対立候補のクリントン氏を支持し、応援演説も行った。トランプ氏の仮装を披露し、女性の支持率の低さをからかった。
この日のスピーチでは、昨年末に亡くなった女優キャリー・フィッシャーさんの言葉を引用。「あなたの傷ついた心を芸術に生かしなさい」。トランプ氏に反発する芸能関係者へ訴えているようだった。
これに対してトランプ氏はすぐさまツイッターで反論した。「彼女はハリウッドで最も過大評価された女優の１人。俺を知らないのに俺を攻撃した。大敗したヒラリーの支持者だ」。２０日から米国のトップに就く人物は、またしても大人げない対応を繰り返した。
◆メリル・ストリープ １９４９年６月２２日、米国ニュージャージー州生まれ。７７年から舞台女優を始め、８２年の映画「ソフィーの選択」で米アカデミー賞主演女優賞を初受賞。アカデミー賞ノミネート計１９回（受賞３回）は俳優最多記録。ゴールデン・グローブ賞は２９回ノミネート、８回受賞。身長１６８センチ。昨年１０月、主演映画のキャンペーンで６年ぶり７度目の来日。
[2017年1月10日 nikkansports]
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