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 前作「瞳」が過去最低の平均視聴率を記録するなど低迷が続いているNHKの連続テレビ小説について、日向英実放送総局長は22日の定例会見で、「次の展開を考えなくてはいけない時期に来ている」と述べ、昭和36年から半世紀近く続いてきた朝ドラのあり方を見直す方針を明らかにした。

 朝ドラは来春の「つばさ」が埼玉県川越市を舞台にすることで、歴代の80作品が47都道府県を網羅することになり、これを一つの区切りととらえたという。変更の具体的内容については明らかにしていないが、家族が一緒に見ることで朝の時間を共有するようなドラマは他に例がないとし、「そのよさは生かしていきたい」と述べた。

 朝ドラの平均視聴率は平成15年に20%を割り込み、年々下降傾向にある。9月末から始まった新作「だんだん」も初回16・8%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)と歴代ワースト3だった。こうした数字について、日向総局長は「(朝の時間帯だけでも)ハイビジョン、BS2で時差放送しており、合計では20%ぐらいいく。急に受け入れられなくなったわけではない」と反論した。

【2008/10/23 産経新聞】
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