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米大リーグのワールドシリーズ（７回戦制）は２２日、デトロイトのコメリカ・パークでタイガース（ア・リーグ）－カージナルス（ナ・リーグ）第２戦が行われ、タイガースが３－１で競り勝ち、対戦成績を１勝１敗とした。
タイガースは一回、ウィーバーの立ち上がりをとらえ、モンローの左越え本塁打とギーエンの適時二塁打で２点を先行。五回にはケーシーの右前適時打で１点を加えた。モンローは２試合連続本塁打。投げては４１歳のロジャーズが８回２安打無失点と好投した。ベテラン左腕は今ポストシーズンでの連続イニング無失点を２３回に伸ばした。
カージナルスは九回二死走者なしから１点を返し、なおも満塁と攻めたが、及ばなかった。
プレーオフで２本塁打を放つなど打撃好調で、第１戦にフル出場し１安打したカージナルスの田口壮外野手は、出場機会がなかった。
第３戦は舞台をセントルイスに移し、２４日に行われる。（共同）
★タイガース・ロジャーズ、２３回無失点－４１歳気迫の投球
ロジャーズにとってピンチは、四球と内野安打で二死一、二塁とした一回だけだった。八回一死一塁の場面も二ゴロ併殺で切り抜け、ガッツポーズ。「絶対に勝たないといけない試合だった」。８回２安打無失点で勝利を呼び寄せ、チームの息を吹き返させた。
カーブ、チェンジアップが面白いように決まった。「１球１球、１打席１打席に集中しているだけ」。連続イニング無失点は、ポストシーズン記録にあと４と迫る２３イニングにまで伸びた。不正投球の疑惑が浮上するほど、相手打線をまったく寄せ付けなかった。
４１歳１１カ月でのワールドシリーズ初勝利は、先発投手の同シリーズ最年長勝利でもあった。「きょうも何度も守備に助けられた。本当にファンタスティックなチームだ」と感謝の言葉を並べた。
地区シリーズの第３戦でヤンキースを八回途中まで無失点に抑えた。この投球がチームに勢いを与えた。リーランド監督は言う。「彼は激しい感情を持っている。でも彼にしかできない投球がある」。全幅の信頼を寄せている。（共同）
★タイガースのモンロー、初出場も好調－２打席連続の先制アーチ
一回一死。モンローはウィーバーが投じた初球の内角直球を迷いなく完ぺきに振り切った。打球ははじかれたように左翼席に飛び込んだ。ワールドシリーズ初出場となった第１戦の最終打席で本塁打を放っており２打席連続アーチとなった。
ポストシーズンに入って好調をキープしている。ヤンキースとの地区シリーズでは打率こそ１割８分８厘だったが２本塁打。アスレチックスとのリーグ優勝決定シリーズでは打率４割２分９厘、１本塁打４打点と文句なしの活躍でチームの４連勝に貢献した。
テキサス州生まれの２９歳。２００１年にレンジャーズで大リーグデビューした後、０２年にタイガースへ移籍した。今季は自己最多の２８本塁打を放つなど急成長を見せている。ポストシーズン初出場の選手がチームに勢いを与えている。（共同）
◆タイガース・リーランド監督
「ロジャーズがよく投げてくれた。地区シリーズのヤンキース戦での投球が、彼をさらに上（のレベル）に押し上げたと思う」
◆カージナルス・ラルーサ監督
「相手が好投すれば、こっちは苦しい。ウィーバーも味方打線がもう少しよければ勝てた投球。この２試合、チームはよく戦っていると思う」
★田口「監督は生で見ている」
田口には最後まで出番が巡ってこなかった。チームが反撃した九回に出場できそうな予感があったかといえば「打順を見れば（出番は）ない。これだけ寒いと、（既に）出ている選手の方が体も動く」。冷静さを保ったまま、ベンチで試合終了を見届けた。
打撃好調ながら先発を外れたのは、相手の先発ロジャーズに対して過去３打数無安打だったから。ラルーサ監督の判断について、田口は「数字だけじゃなくて、監督は（対戦した内容を）生で見ているわけだから」と、理解を示した。（共同）
★カ軍、ベテラン左腕に脱帽－でも指揮官は前向き
緩急を自在に操るロジャーズの前に、なすすべがなかった。敵地での連勝を狙ったカージナルスだが、八回まで２安打に抑えこまれては、活路を見いだせるはずもない。
一回二死一、二塁の好機を逃すと、その後はベテラン左腕に、いいように翻弄（ほんろう）された。降板後の九回に１点を返し、なおも二死満塁と反撃に転じたが、リーグ優勝決定シリーズ第７戦で決勝本塁打を放っているモリーナが内野ゴロに倒れゲームセット。ラルーサ監督は「ロジャーズがいいと、こっちは苦しい。彼（の投球）は勝利に値する」と、完敗を認めた。
これで勝負は１勝１敗と振り出しに。しかし、指揮官は「この２試合、選手はよく戦っている。不満はない」。本拠地での３試合を見据え、前向きな言葉を並べた。（共同）
【2006/10/23 サンスポ.COM】
タイガースは一回、ウィーバーの立ち上がりをとらえ、モンローの左越え本塁打とギーエンの適時二塁打で２点を先行。五回にはケーシーの右前適時打で１点を加えた。モンローは２試合連続本塁打。投げては４１歳のロジャーズが８回２安打無失点と好投した。ベテラン左腕は今ポストシーズンでの連続イニング無失点を２３回に伸ばした。
カージナルスは九回二死走者なしから１点を返し、なおも満塁と攻めたが、及ばなかった。
プレーオフで２本塁打を放つなど打撃好調で、第１戦にフル出場し１安打したカージナルスの田口壮外野手は、出場機会がなかった。
第３戦は舞台をセントルイスに移し、２４日に行われる。（共同）
★タイガース・ロジャーズ、２３回無失点－４１歳気迫の投球
ロジャーズにとってピンチは、四球と内野安打で二死一、二塁とした一回だけだった。八回一死一塁の場面も二ゴロ併殺で切り抜け、ガッツポーズ。「絶対に勝たないといけない試合だった」。８回２安打無失点で勝利を呼び寄せ、チームの息を吹き返させた。
カーブ、チェンジアップが面白いように決まった。「１球１球、１打席１打席に集中しているだけ」。連続イニング無失点は、ポストシーズン記録にあと４と迫る２３イニングにまで伸びた。不正投球の疑惑が浮上するほど、相手打線をまったく寄せ付けなかった。
４１歳１１カ月でのワールドシリーズ初勝利は、先発投手の同シリーズ最年長勝利でもあった。「きょうも何度も守備に助けられた。本当にファンタスティックなチームだ」と感謝の言葉を並べた。
地区シリーズの第３戦でヤンキースを八回途中まで無失点に抑えた。この投球がチームに勢いを与えた。リーランド監督は言う。「彼は激しい感情を持っている。でも彼にしかできない投球がある」。全幅の信頼を寄せている。（共同）
★タイガースのモンロー、初出場も好調－２打席連続の先制アーチ
一回一死。モンローはウィーバーが投じた初球の内角直球を迷いなく完ぺきに振り切った。打球ははじかれたように左翼席に飛び込んだ。ワールドシリーズ初出場となった第１戦の最終打席で本塁打を放っており２打席連続アーチとなった。
ポストシーズンに入って好調をキープしている。ヤンキースとの地区シリーズでは打率こそ１割８分８厘だったが２本塁打。アスレチックスとのリーグ優勝決定シリーズでは打率４割２分９厘、１本塁打４打点と文句なしの活躍でチームの４連勝に貢献した。
テキサス州生まれの２９歳。２００１年にレンジャーズで大リーグデビューした後、０２年にタイガースへ移籍した。今季は自己最多の２８本塁打を放つなど急成長を見せている。ポストシーズン初出場の選手がチームに勢いを与えている。（共同）
◆タイガース・リーランド監督
「ロジャーズがよく投げてくれた。地区シリーズのヤンキース戦での投球が、彼をさらに上（のレベル）に押し上げたと思う」
◆カージナルス・ラルーサ監督
「相手が好投すれば、こっちは苦しい。ウィーバーも味方打線がもう少しよければ勝てた投球。この２試合、チームはよく戦っていると思う」
★田口「監督は生で見ている」
田口には最後まで出番が巡ってこなかった。チームが反撃した九回に出場できそうな予感があったかといえば「打順を見れば（出番は）ない。これだけ寒いと、（既に）出ている選手の方が体も動く」。冷静さを保ったまま、ベンチで試合終了を見届けた。
打撃好調ながら先発を外れたのは、相手の先発ロジャーズに対して過去３打数無安打だったから。ラルーサ監督の判断について、田口は「数字だけじゃなくて、監督は（対戦した内容を）生で見ているわけだから」と、理解を示した。（共同）
★カ軍、ベテラン左腕に脱帽－でも指揮官は前向き
緩急を自在に操るロジャーズの前に、なすすべがなかった。敵地での連勝を狙ったカージナルスだが、八回まで２安打に抑えこまれては、活路を見いだせるはずもない。
一回二死一、二塁の好機を逃すと、その後はベテラン左腕に、いいように翻弄（ほんろう）された。降板後の九回に１点を返し、なおも二死満塁と反撃に転じたが、リーグ優勝決定シリーズ第７戦で決勝本塁打を放っているモリーナが内野ゴロに倒れゲームセット。ラルーサ監督は「ロジャーズがいいと、こっちは苦しい。彼（の投球）は勝利に値する」と、完敗を認めた。
これで勝負は１勝１敗と振り出しに。しかし、指揮官は「この２試合、選手はよく戦っている。不満はない」。本拠地での３試合を見据え、前向きな言葉を並べた。（共同）
【2006/10/23 サンスポ.COM】
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