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 8月の北京五輪に出場する野球日本代表の星野仙一監督(61)が珍しく「泣き言」を連発した。4日にロッテ―西武戦(千葉マリン)を視察したが、試合前に里崎、サブローが故障で登録を抹消。候補77選手のうち、16人が2軍で調整という非常事態に陥ったからだ。「困った。泣き言も言いたくなる。イマイチ調子の出てこない選手も多い。他の3人のコーチも、イライラして、ストレスがたまってきだしたかな。機嫌が悪くなるから、知らんぞ!」。まだ笑いながら言う余裕はあるが、言葉には危機感が漂っていた。

 テレビ解説のため、千葉マリンを訪れると、さっそく悪い材料が飛び込んできた。故障で里崎、サブローが登録を抹消。昨年12月の五輪予選の中心選手が1軍から姿を消した。さらにこの日は巨人高橋由も抹消された。これで1次候補77選手のうち、16人が2軍調整という事態。特に主戦捕手の離脱は痛い。「気になるよな。キャッチャーだから」。上原、阿部、小笠原ら巨人勢の調子が上がってこないことも不安要素のようだ。

 最悪の場合、指揮官は「禁じ手」も辞さない。「ポジションのこともあるし、コンバートの問題もある。6月に入ってからかな。ここも練習しておいてくれ、と言うかもしれない。チームには言えんけど…」。選手個人への直接指示すら示唆していた。【田口真一郎】

【2008/5/5 Nikkansports】
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