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 出でよ、虎のジーター! 阪神・岡田彰布監督(49)は高知・安芸秋季キャンプ2日目の10月31日、右の2番打者の必要性を強調した。メジャーを代表するデレク・ジーター内野手(34)=ヤンキース=を理想に掲げ、関本健太郎内野手(29)に「虎のジーターになれ」とゲキを飛ばした。





 日中は半袖でもいられる気温23度のポカポカ陽気。そんな秋季キャンプ2日目、打線の根本的な再建を迫られる岡田監督が、08年のキーマンに関本を挙げ、そして「ジーターになれ!」と願いを込めた。

 「メジャーで右の2番打者いうたらジーターやろな。理想は右打者? そやな。一塁ランナーも見えるしな。ウチで2番を打てる右打者いうたら関本しかおらへん。アイツが打ったら、逆にメチャメチャ点が入るということよ」。ヤンキースのジーターを思いながら訴える。現段階で、新2番候補には関本以外の選択肢はなかった。

 鳥谷を1番に据え、2番に赤星を置いた07年型打線はクリーンアップの不振もあり、慢性的な得点力不足を招いた。06年は2番を務めた関本の再起用案が浮上。つなぎ役として小技や右打ちが求められるが、関本本来の長打力を生かしてもいいと指揮官はいう。

 犠打のサインを出さないケースを例にして力説した。「2番、8番は似てる。(走者が出て)一番アカンのはゴロ打ってゲッツーになることよ。逆にホームラン狙うぐらいでな。あわよくば…でいいわけやから。ガーンとフライ打ったらええんよ」と持論を展開した。

 「2番打者は最終的にはファンがしてほしいことに応えるところだと思っています。前に人がいなければ自分が出ればいい」。岡田指令を伝え聞いた関本は2番再挑戦に意欲的だった。

 試練の秋。虎将が定めた目標はメジャーの最高峰打者とデカいが、チャレンジしていく価値はある。

(大沢謙一郎)


■デレク・ジーター(Derek Jeter)内野手
 1974年6月26日、米ニュージャージー州生まれ、33歳。92年ドラフト1位(全米6位)でヤンキース入団。95年にメジャーデビュー。03年からヤ軍11代目主将。今季は156試合出場で12本塁打、73打点、打率・322。主なタイトルは新人王、ゴールドグラブ3度、オールスターMVP、ワールドシリーズMVPなど。1メートル91、88キロ。右投げ右打ち。今季年俸2160万ドル(約24億8400万円)。背番号2。


★野原、鳥谷の技を盗む!

 来季2年目の野原は鳥谷の技を盗むことに燃えている。「鳥谷さんはボールまでのスピードが速い。勉強になります。このキャンプでは鳥谷さんのいいところを吸収したい」。急成長の片りんを見せる期待の新星に、岡田監督は「体が大きくなったな。野原、橋本良は1年目を順調に過ごせたということやな」と目を細めていた。

【2007/11/1 サンスポ.COM】
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