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イチローを斬ってやる!! 阪神のドラフト1位・蕭一傑投手(23)が10日、母校・奈良産大(奈良・三郷町)での自主トレを打ち上げ。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では台湾代表として打倒・イチロー外野手(35)=マリナーズ=を掲げた。虎の一番星が開幕一軍へ究極アピールだ。
降りしきる雪の中、虎の一番星は熱かった。大胆にも狙いを定めた。WBCでイチローを斬る! 蕭一傑が究極のアピールプランを明かした。
「(WBCで)やっぱり世界の1番打者のイチローさんに投げてみたいです。日本に来てからテレビでずっと見て(あこがれて)いましたから」
入寮を間近に控え、母校・奈良産大の慣れ親しんだグラウンドへ足を運んだ。ランニング中心に約1時間。思い出の地での練習を打ち上げると、侍ジャパンの中核であるイチローに堂々、挑戦状をたたきつけたのだ。
WBCの第1ラウンド。A組の台湾と日本は、ともに初戦を突破すれば3月7日に激突する。その舞台に自らが立ち、世界のイチローと対決、そして、抑える-。台湾代表の1次候補に選ばれたばかりで、正代表を目指して越えるべきハードルは高いが、何よりもその心意気が頼もしい。実現すれば虎の開幕一軍へも、これ以上ない最高のアピール機会となる。
即戦力右腕が台湾代表で、虎で、切磋琢磨する。2月7日から台湾代表の豪州合宿に参加後、いったん高知・安芸の虎の春季キャンプに復帰。そこで20~25日の紅白戦に登板させる真弓構想にも、すぐさま反応した。
「(紅白戦で)すべて見てほしい。特別な球はないですけど、バランスや自分の投球スタイルを見てほしい」
安芸の紅白戦で弾みをつける。台湾代表に選ばれれば、次は世界を相手に大舞台へと飛び出していく。その視線の先にイチローが待ち受ける。プロ1年目として、おそらく前例のないハードスケジュールが己を鍛え、開幕一軍の扉を押し開く。
野望実現へ、臨戦態勢を整えて13日からの新人合同自主トレに参加する。すでに奈良産大の先輩である山井(中日)や、桑原謙(横浜)に電話で相談。『キャンプの2週間前にはしっかり投げられるように』とのアドバイスを受け、早めの調整を心がけてきた。年末年始は吹田市内のグラウンドで、走り込みを中心にキャッチボールや遠投…。肩の状態をみて多い日には50~60球のブルペン投球もこなした。
「(WBCの)大会にベストの状態を持っていけるようにと考えています」。世界へ羽ばたくイメージはできている。脳裏に浮かぶイチローとの対決。虎の一番星の熱い戦いが始まる。(高瀬悟嗣)
【蕭トーク】真弓監督にすべて見てほしい
--台湾代表候補に選ばれたという連絡は?
蕭一傑 「新聞報道で見ました。僕のところに直接はまだ来ていないです」
--真弓監督は豪州合宿初日の2月7日から参加させる方針だが
「(球団の)言う通りに動きます。僕は目の前のことをしっかりやるだけ」
--調整はかなり早めになる
「WBCの1次候補に選ばれたので、大会にベストの状態を持っていけるようにと考えています」
--阪神では2月20日から25日の間に安芸で紅白戦があるが、どんなアピールを?
「すべて見てほしい。特別な球はないですけど、バランスや自分の投球スタイルを見てほしい」
--調整について誰かに話を聞いた?
「山井さん(中日)や桑原さん(横浜)に電話で聞きました。キャンプに入ってから肩をつくるのではなくて、2週間前くらいにはしっかり投げれるようにと」
--紅白戦までに肩も仕上げられる
「1年目だし、もちろんアピールしないといけない立場。焦りや不安もあるけど、自分のペースでしっかりやっていければ大丈夫だと思う」
--現在のメニューは
「下半身の強化がメーンで、あとは遠投したり…。多い日には座らせて50から60球くらい投げている。肩の状態は5割くらいだと思う」
--体の疲れは
「少し感じるときもあるけど、大丈夫です。新人合同自主トレに向けて、うまく体調管理しながらやります」
--これまでグラブには奈良産大での背番号の「18」の文字が入ってたが?
「何も文字が入っていないものが届きました。きのうはめてみたら、思ったより(固くなくて)いけるな、と。これからは、それを使います」
--練習の最後にあいさつした
「藤原監督に突然いわれて…(苦笑)。『僕も頑張るからみんなも頑張れ』といいました」
--WBCで1番対戦してみたい選手は
「やっぱり世界の1番打者のイチローさんに投げてみたいです。日本に来てからテレビでずっと見ていましたから。僕もみんなに夢を与えられる選手になりたい」
【2009/1/11 サンスポ.COM】
降りしきる雪の中、虎の一番星は熱かった。大胆にも狙いを定めた。WBCでイチローを斬る! 蕭一傑が究極のアピールプランを明かした。
「(WBCで)やっぱり世界の1番打者のイチローさんに投げてみたいです。日本に来てからテレビでずっと見て(あこがれて)いましたから」
入寮を間近に控え、母校・奈良産大の慣れ親しんだグラウンドへ足を運んだ。ランニング中心に約1時間。思い出の地での練習を打ち上げると、侍ジャパンの中核であるイチローに堂々、挑戦状をたたきつけたのだ。
WBCの第1ラウンド。A組の台湾と日本は、ともに初戦を突破すれば3月7日に激突する。その舞台に自らが立ち、世界のイチローと対決、そして、抑える-。台湾代表の1次候補に選ばれたばかりで、正代表を目指して越えるべきハードルは高いが、何よりもその心意気が頼もしい。実現すれば虎の開幕一軍へも、これ以上ない最高のアピール機会となる。
即戦力右腕が台湾代表で、虎で、切磋琢磨する。2月7日から台湾代表の豪州合宿に参加後、いったん高知・安芸の虎の春季キャンプに復帰。そこで20~25日の紅白戦に登板させる真弓構想にも、すぐさま反応した。
「(紅白戦で)すべて見てほしい。特別な球はないですけど、バランスや自分の投球スタイルを見てほしい」
安芸の紅白戦で弾みをつける。台湾代表に選ばれれば、次は世界を相手に大舞台へと飛び出していく。その視線の先にイチローが待ち受ける。プロ1年目として、おそらく前例のないハードスケジュールが己を鍛え、開幕一軍の扉を押し開く。
野望実現へ、臨戦態勢を整えて13日からの新人合同自主トレに参加する。すでに奈良産大の先輩である山井(中日)や、桑原謙(横浜)に電話で相談。『キャンプの2週間前にはしっかり投げられるように』とのアドバイスを受け、早めの調整を心がけてきた。年末年始は吹田市内のグラウンドで、走り込みを中心にキャッチボールや遠投…。肩の状態をみて多い日には50~60球のブルペン投球もこなした。
「(WBCの)大会にベストの状態を持っていけるようにと考えています」。世界へ羽ばたくイメージはできている。脳裏に浮かぶイチローとの対決。虎の一番星の熱い戦いが始まる。(高瀬悟嗣)
【蕭トーク】真弓監督にすべて見てほしい
--台湾代表候補に選ばれたという連絡は?
蕭一傑 「新聞報道で見ました。僕のところに直接はまだ来ていないです」
--真弓監督は豪州合宿初日の2月7日から参加させる方針だが
「(球団の)言う通りに動きます。僕は目の前のことをしっかりやるだけ」
--調整はかなり早めになる
「WBCの1次候補に選ばれたので、大会にベストの状態を持っていけるようにと考えています」
--阪神では2月20日から25日の間に安芸で紅白戦があるが、どんなアピールを?
「すべて見てほしい。特別な球はないですけど、バランスや自分の投球スタイルを見てほしい」
--調整について誰かに話を聞いた?
「山井さん(中日)や桑原さん(横浜)に電話で聞きました。キャンプに入ってから肩をつくるのではなくて、2週間前くらいにはしっかり投げれるようにと」
--紅白戦までに肩も仕上げられる
「1年目だし、もちろんアピールしないといけない立場。焦りや不安もあるけど、自分のペースでしっかりやっていければ大丈夫だと思う」
--現在のメニューは
「下半身の強化がメーンで、あとは遠投したり…。多い日には座らせて50から60球くらい投げている。肩の状態は5割くらいだと思う」
--体の疲れは
「少し感じるときもあるけど、大丈夫です。新人合同自主トレに向けて、うまく体調管理しながらやります」
--これまでグラブには奈良産大での背番号の「18」の文字が入ってたが?
「何も文字が入っていないものが届きました。きのうはめてみたら、思ったより(固くなくて)いけるな、と。これからは、それを使います」
--練習の最後にあいさつした
「藤原監督に突然いわれて…(苦笑)。『僕も頑張るからみんなも頑張れ』といいました」
--WBCで1番対戦してみたい選手は
「やっぱり世界の1番打者のイチローさんに投げてみたいです。日本に来てからテレビでずっと見ていましたから。僕もみんなに夢を与えられる選手になりたい」
【2009/1/11 サンスポ.COM】
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