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「JFK」再結成へ一歩前進。右首痛のため二軍調整中の阪神・藤川球児投手(26)が18日、鳴尾浜のブルペンで投球練習を開始した。力のこもった40球で、本人も周りの評価も「順調」。竜追撃へ不可欠な「F」が、22日の広島戦(広島)での最短復帰へ向け、エンジンを始動させた。



「スッパーン、スッパーン」。蒸し暑く湿った鳴尾浜のブルペンに、乾いた快音が響いた。

首痛のため12日に出場選手登録を抹消された藤川が、6日ぶりに本格的な投球を開始した。
二軍居残り組との合同ランニング、ストレッチで軽く汗を流した後、真っ先にブルペン入り。まずは捕手を立たせて14球。続いて座らせて12球。エンジンがかかり始めると、捕手を座らせたまま、筒井壮内野手を打席に立たせてカーブ3球を含む14球。計40球を投げた。

「まぁ力んだかもしれない」と言いながらも「(ブルペンで)いい感覚にする必要はないけど、感覚的にはいい感じ」と納得の表情だ。

筒井壮は「(直球が)はい上がってくる感じ。今まで見てきた投手で一番いい」。球を受けた西口育成担当も「147キロくらいかな?久しぶりやけど、いいボール。(球を受けると)ミットがボール2個分位、浮き上がる感じ」と豪腕ストレートを絶賛した。

藤川は昇格について「後は上の人が決めるだけ」と準備OK。一軍最短復帰は22日。球児の右腕が待ち遠しい。(渡部陽之助)

★余裕のスペ砲
オクスプリングと入れ替わり二軍調整中のスペンサーが、フリー打撃。「ラフに打った」と言いながらも、中堅と左翼にサク越えを連発。練習後は『馬鹿外人』の文字が入ったTシャツで登場。笑いを誘う余裕もある。16日には右足の張りを訴えたが、「ちょっと腫れてるけど、いい感じ」と大事には至っていない。19日も同様の調整で、22日の最短復帰を目指す。

★今岡一歩前進
右手バネ指の手術後、リハビリ中の今岡は、鳴尾浜の室内練習場で加藤育成担当コーチ相手に軽い打撃練習。同コーチは「(自分の投じた)速い球をとらえていて一歩進んだ」と評価した。
19日からは屋外で本格的な打撃練習(フリー打撃)を開始する。「外でやるようになると(復活まで)早いよ」と同コーチ。昨季の打点王がスタメンに名を連ねる日が、着実に近づいている。

【2006/8/19 サンスポ.COM】
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