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“井川2世”は、この男だ。阪神が2日、大阪ガス・小嶋達也投手(20)に対し、大学・社会人ドラフト(11月21日)の希望枠での獲得の意思を伝えた。西宮市内で沼沢正二球団本部長(48)らからあいさつを受け、「三振を取れるピッチャーになりたい」と発言。今月中旬の正式発表を前に心は早くもトラの一員だ。



 ブ厚い層を誇る虎投に、「井川なき後」を託せる左腕が加わる。後釜は小嶋。獲得の意思を正式に伝えられ、笑顔が弾けた。

 「高い評価を受けて光栄。大阪ガスに入ってから3年間、ずっとボクを見続けていてくれたことがうれしい」

 石川・遊学館時代の03年のドラフト。中日が獲得の意思を表明しながらも、星野監督(現SD)が“強奪”。3年後の『再会』を楽しみにしながら、この日を待っていた。入団が決まったわけではないが、ハラは固まっている。

 小嶋は11日から2次予選が始まる「日本選手権」(11月18日開幕=京セラD)に向け、練習に専念。予選が終わる今月中旬にも正式に入団を表明するが、「昔から甲子園の(阪神ファンの)熱狂的な声援を見て、自分も、その中で投げたいと思っていた」と早くも、デビューの時を思い描いている。

 井川がメジャーに流出すれば、再編を強いられる投手陣。「彼は一流の素材。投手陣に割り込んで、左の先発の一角になってくれることを期待している。将来のエースに? そうですね。まだ伸びる余地があるから、楽しみ」と沼沢球団本部長も、“ポスト井川”として期待している。「自信があるのはストレート。先発でも中継ぎでも抑えでも、投げます。三振を取れるピッチャーになりたい」と小嶋。その登場を聖地も待っている。


■小嶋 達也(こじま・たつや)
 1985年(昭和60年)10月7日、大阪・吹田市生まれの20歳。大隅東小2年の時に「大道ジャガーズ」で野球を始める。東淀中では軟式野球の「東淀川ジャガーズ」に所属。石川・遊学館高では1年春から背番号1でエース。2年夏、3年春に甲子園出場。2年春に3試合で41奪三振をマーク。卒業後、大阪ガスに入社。球種はMAX148キロのストレートにスライダー、カーブ、フォーク。1メートル80、71キロ。左投げ左打ち。

【2006/10/3 サンスポ.COM】
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